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Kindleがあるけど、紙の本がいいって。

6歳小1の次女は、
本がとても好き。

保育園に通っているときからずっと好き。

暇があれば読んでいる。
本が読みたすぎて、お風呂も入りそこね、
ご飯も食べるのを忘れるくらい。


やっとこさ夕飯が終わった平日の夜。
彼女が言った。
「世の中が、今よりもっともーっと、もっと便利になったらどうなると思う?」

満腹で、まぶたが閉じかけていた私はふわりと頭を巡らせる。

「うーん。そうだなぁ。人間がやることが減るのかなぁ。めんどくさいことも全部ロボットがやってくれるかもしれないなぁ。

次女(次女名)ちゃんも本が好きだから、Kindleのおかげで
本棚にあるもの全て持ち歩いて、いつでもどこでも読めるようになったでしょ。」

「次女ちゃんは(自分のこと)、本の紙の感じが好きなの!ペラペラとめくる感触が好きだから、Kindleあんまり読まないんだよ。ずっと紙を触ってたいの!」

そうだったんだあ。
だからKindleがよく放置されていたんだね…

「じゃあいつか、紙の感触で、まるでめくったような感覚になるけど、デジタルで読めるKindleみたいのを、次女ちゃんが開発したら?」

「うん。」

この日はこれでなんとなくこの話は終わったけど、
ほくほくわくわくした気分の夜だった。


娘たちが生きる未来はどんな世界になっているだろう。
猛暑で少し先の世界も少し不安になっちゃったりもするけど、
未来はまだいくらでも変えられる。
彼女たちの頭の中に際限なく広がる
空想の世界から、希望の光が差し込む。

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