2019年10月5日の日記

・vaporwave一直線にどハマりしてる。今更！？遅過ぎ！ずっとコラージュしてる。一昨日くらいから誰かが作ったvaporwaveマトリックス図を見て一通りジャンルを漁った。あと昭和アイドル歌謡も漁った。今、私のサブスクはカオスを極めている。SoundCloudとBandcampでひたすらFuture funkとmallsoftを、Apple MusicでFuture funkでディグった曲の元ネタ歌謡をディグしてる。ひたすらディグ。YouTubeとサブスクの行ったり来たりをずっとしていて楽しい。ある程度サブジャンルも体系的に理解したし。アカデミックに見るのが私は大好き。

・ただのノイズみたいなジャンルもあって怖かった。signalwaveとかvapornoiseとかがそんな感じ。てかほとんど音楽のgarbage、廃棄物を寄せ集めたキメラみたいな印象を持った。vaportrapもかなりノイジーな気がしてたけど、この二つと比べると全然音楽って感じがした。サンプリングする音が音楽の延長線上にないだけ。なんか感覚としてはバケツとかモップとか、楽器として普通使われないものを楽器として使って音楽する感じ、インスト(?)的に言うと。あと、mallsoftとlate-nite lo-fiはかなり心地いい。サンプリングするのがショッピングモールの雑音とミューザック系のジャズとかだし、vaporwaveとかでよくある過剰にディレイかけてる感じでもなくて、ちょうど良いノイズがベールになってる。好き。chill。他のジャンルはまだまだディグ浅すぎてここに書けない。

・Future funkがやっぱ一番好きだな。過剰なまでに「楽しさを消費する」ことをフューチャーしてて、「アガるために聴く音楽・フェス・DJ・ライブ」に批評的な面を持ちつつも、一方でその消費行為を愛していると思う。アドレナリンドバドバを求めて何が悪いという姿勢、大変好感が持てる。私もそう思いますよ！vaporwaveはどちらかと言うとピッチダウンさせてチョップド&スクリュードでガンガンエフェクトかけてchillを求める感じだけど、Future funkは超アッパー。ビート強くてピッチもBPMもアゲ。「今」の若者を楽しませるためだけに80年代アイドル代表松田聖子や中森明菜、南野陽子、岡田有希子らの今や死した輝かしい亡骸にメタルな重装備をさせて無理やりゾンビを着飾り動かしたもの is Future Funk。これめちゃくちゃ褒めてるんだけど、こう形容するのが一番しっくり来る…。見たこともない「聖子ちゃん」への懐古と憧憬を欲望として、マッドサイエンティストが80年代アイドルの亡骸を使って「あの時代の栄光」を復活させんとするのがFuture funk、この狂った心意気、大好きよ。

・22時過ぎにバイト終わって、その後にスーパーバッド 童貞ウォーズを観た。友情ってサイコーだよな〜。I love youを言える仲ってあるよね、全然ある。これくらい愛のある友情って確かに存在する。趣味がド合う友達がいるんだけど、そいつと音楽聴いたり映画の話するためだけに夜中にドライブして大声で騒いでる「今」を、いつか懐かしむ日が来るのかな、なんて思いながら観てた。おセンチ。そいつはもうニュージーランドに行っちゃうから2年くらい会えないし。あーなんか寂しいかもしれない………とにかく自分たちの好きなものを共有して同じベクトルで話せるって、実は人生で一番幸せなことなんじゃないかと思うんだよね。最近。恋愛とかより充足感あるような気がする。あのアドレナリンドバドバ状態でオタクな話をするのが私は大好きらしい。ずっとああいうことやってたい、と願っている時点でもう「今」は終息に向かっているのかもしれないね。私も友達も変わり続けているんだもの。

・変わらないものなんか何一つないけど、変わるスピードがちがったんだな。
「スピードとナイフ」っていう曲、クロマニヨンズのすごい好きな歌詞、ずっと心にあるな。なんか寂しさを感じたり、心の柔らかい部分が波立つ時ってこれなんだと思うよ。不易流行。

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