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解離性健忘と認知症と・・・

2020年7月14日(火)雨
昨日の夜は、白ワインフルボトル一本飲み干した。
琴線に触れた「ワード」が頭の中を周り続け、とてもシラフではいられなかった。

薬を飲んでしのごうとしたけれど、頓服では足りなかった。
一本飲み干した後、実は、確実に治療のターニングポイントになるであろうことが起こったのだけど、そのことについてはまた後日。

今朝はそんなこんなで、またもや5時前に目が覚め、若干二日酔い。頭も痛い・・が、そんな時こそ、メールチェック、そして仕事をスタートさせることで頭が冴える。

その中で「小児期逆境体験(adverse childhood experiences︓ACE)」という言葉を知り、検索しまくった。

逆境的小児期体験の影響として、社会的・情動的・認知的なゆがみから、不健康な行動に及び、病気や障害や社会的な問題を抱えてしまうことによって、最終的に早死にすることになる。という論文も出されていて、ACEの影響は精神医学的側面だけではなく、大人になってからの影響は多大だ。

その中で、「子どもの頃の逆境体験と高齢期の認知症発症との関連」についての論文がヒットした

■結果
子どもの頃に逆境体験がなかった人が10968人(63%)、逆境体験が1つの人は5129人(29.5%)、2つの人は964人(5.5%)、3つ以上の人は351人(2%)でした。そのうち、約3年間の追跡期間中に認知症となった人がそれぞれ414人(3.8%)、220人(4.3%)、46人(4.8%)、23人(6.6%)でした。年齢、年齢、性別、教育歴、子どもの頃の経済状況、身長(子どもの頃の栄養状態)の影響を取り除いて解析した結果、子どもの頃に逆境体験がなかった人に比べ、3つ以上逆境体験を経験している人の認知症リスクは2.2倍でした。成人期以降の社会経済的状況(収入、最長職)、社会関係(婚姻、友人と会う頻度、社会参加、就労状況)、健康行動(喫煙)、健康状況(高血圧、糖尿病、脳卒中、心臓病、うつ、耳の病気、BMI)を調整すると1.8倍となり、成人期以降の社会環境や健康状態が67%媒介していることもわかりました。7つの逆境体験を個別にみてみると、それぞれの逆境体験を経験していない人に比べ、身体的虐待を経験している人は2.6倍、ネグレクトを経験している人は1.3倍、精神的虐待を経験している人は1.6倍認知症リスクが高くなっていました。

要は、認知症リスクが逆境的体験のある人はない人に比べて高いですよ。という話。

認知症と解離性健忘は全く別物だけど、解離性健忘を何度と経験している身としては、将来、認知症になってもおかしくないんだろうなーと感じることもあるし、忘れてしまうことに「恐怖心」がどんどんなくなっている今、認知症になっても最初は気づかないんじゃないか?と思ったりもする。

私が解離性健忘を起こしても仕事をしていられるのは、一緒に仕事をしている人のフォローや、一緒に仕事ができるように仕組みを作ってくれている仲間の存在が大きい。

世の中の人の多くが、ACEやその影響を知るだけで、世の中優しくなるんじゃないか・・とふと思った。


いつか、この治療記が同じような苦しみを抱える人の役に立つと良いなと思っています。サポートよろしくおねがいします☺️