【2024読書4】夢と金

こんばんは。すっかりご無沙汰してしまいましたが、読書順調に進んでいます。
時系列が前後してしまっているのですが、いちばん直近に読んだ備忘録を。

夢と金

かの有名な、キングコングの西野さんの本を、初めて読んでみました。
以前色々とニュースを騒がしていて、恥ずかしながら芸人さんが新しいことに挑戦してるんだな・・・くらいにしか認識がなかったのですが。
この本を読んで、賢い人なんだなと思いました。
導入部は言い方も少しきついし、無知な人が許せないタイプの人なんだろうか?なんて読み進めていたのですが、最終的な感想としては、アンテナを多方面に張って勉強して、弱い人を助けられる力をつけたい、そんな温かい気持ちで努力してらっしゃる人なんだろうなというものでした。
とはいえ西野さんのことはよく知らないので人物像の想像はこれくらいにして。
本の全体像としては、夢を追うにはお金が必要で、お金の作り方には方法があって、お金を語ることは汚いことでもなんでもないんだ、というところでしょうか・・・。
それぞれに例示を入れてくださっていたり、語り口調の感想や身内いじりのようなものが含まれていたり、お金や戦略といった内容に対して、終始とってもわかりやすく読みやすかったです。

個人的には、ファンを獲得しようという話がいちばん納得いったところです。
実は去年の終わり頃から整体に通っているのですが、正直今まで整体師さんにかかったことがなく、彼が上手かどうかの判断は私にはつきません(もちろん施術後楽になっているのはわかるのですが、比較対象がないので)。
ですが、彼の人柄や労働環境を知るにつれ、応援したい気持ちが芽生えて、気づけばすっかり常連に。
話を聞くうちに、私の支払うお金(高いよね…!)が彼にはほとんど落ちていないことがわかり、彼の労働環境を変えられないか、ひいては同様の状況が想定されるソーシャルワーカーの労働環境を変えるにはどうしたら良いのか、なんて考えている始末です。
でも、無理なことはないと思うんですよね。この本を読んでそれを確信しました。工夫次第でなんとでも変えられる。
独立後の課題がまた一つ増えました。ちょっとわくわくするよね、そんな環境を変えられたら、一人でも幸せな人を増やすことができたら、すごいことだと思うのです。
整体の話に戻りますが、施術の上手い下手で言えば、店舗の店長さんの方がうまいのかもしれません。でも少し圧の強い店長さんに初めから担当いただいていたら、なんだか通うたびに気持ちが疲れてしまって、もしかしたら続けていないかもしれないね、人としての相性も大事だよね、と彼とも話していたところだったのです。
それが今回の本では、今はSNSの台頭もあり、機能が明らかに低いサービスは生き残れないから、生き残っているサービスはある程度の機能が確保されている。その中で97点か98点かなんて、一般の顧客はわからない。この状況で顧客を獲得するには、ファンを獲得して、「この人だから応援したい」と思わせることが大事なのだというお話で説明されていて、とても納得したんですよね。

今後のビジネスを考える上でとても参考になったし、今後も定期的に読み直したい本だと思いました。
世の中の仕組みを考える上でも面白かったので、まだの方は是非どうぞ。


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