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猫好き充ちて

2週間ほど前に近所の家の納屋で子猫が4匹産まれた。

なんだかんだとワケあって、里親探しと同時進行で、我が家にて3匹保育することとなり、まだ目も開いてないような生後1週目から育猫中の今現在。
「私がお世話します!」と手を挙げたわけではないけれど、なんだかんだと引き受けさせてもらうと、この田舎の狭い集落の中、姉さんや婆さん方から信頼を得ることとなり、こぼれ幸い。

三毛(メス2)・二毛(オス)

卒乳後、三毛2匹は友人宅へお引っ越し。二毛は我が家へ仲間入り。

名前はこむぎくんに決定
名前の候補を小さい紙にいくつか書いて
床に置き、ヨチヨチと歩かせると
「こむぎ」にゴール🏁


・2.3時間おきの授乳(ミルク)
・同じく2.3時間おきの排泄ケア
・体温調節(環境調整)
・体重測定

約一ヶ月間の育猫内容


人生初の生後間もない子猫のお世話に苦戦中。(苦戦と言いつつ楽しんでる。)

ヒトの赤ちゃんを母乳で3人育てることができ、粉ミルクを使ったことがなく勝手がわからない。
子ねこちゃんたちが3匹とも専用ミルクを拒否し、哺乳瓶にも吸い付いてくれず、スポイトでゆっくりあげても飲み込みが不器用。なかなかお手本動画の様には上手くいかず、経験したことのない事態があれこれと生じ、空回り。
子ねこちゃんたちが我が家へ来てから、水分も栄養も摂れず、便も出ないとなると命の保証は無い。体重が減少し、焦る私。

粉ミルクのメーカーを変え、哺乳瓶を細口の物に変え、試行錯誤し、1週間かけ無事授乳と排泄の軌道に乗ることができた。体重も安定増加。もう命の心配は無さそう。

落ち着いたのも束の間、お世話の頻度がヒトの新生児と変わらないことに気付き、暫くは2時間以上の外出が出来ないことにも初めて気付いてしまった…。

週末には数時間以上のお出掛け予定がある。さてどうするかと悩む前に友人に「子猫をお願いしたい。」とLINEを入れると、即答。「OK!気にせず楽しんで出かけてね❤」と返ってきた。

なんだか、すっごく嬉しい。
ヒトの子どもなら社会構造上こう上手くはいかない。

育猫してたら周囲が猫好きで充ち「里親可能な方いらっしゃいませんか?」と無理を承知で30人ほどに声を掛けたところ、すんなりと4人も手を挙げてくれたことにも驚いた。


実家で猫を長年何匹も飼っていてお産のお手伝いも何度かしたけれど、経産婦となった今、新たな視点で野良の母猫の働きを観察してみると、独りで数匹の子供を産んだ後、自ら羊膜や胎盤を食べながら産後の処理を済ませ、全員に乳を与え、1匹ずつまめに排泄を促し身体を舐めケアし、自分の栄養も摂りに行き、外敵から子を守り、と何から何まで全てを単独で賄い、肝の据わり方が生半可じゃない。



子育ての不得意な母猫がいれば、進んで代わりに育猫する世話焼き猫がいたりと、猫社会は良いバランスで成り立ってるように見える。母性の強い雄猫までも子育てに熱心だったりするので猫社会の今後が益々楽しみ。これからもこっそり覗き見させてもらいます。




子ねこちゃん我が家に来てくれて幸せ運んでくれてありがとう。

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