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今の環境を変えたい、と考えるあなたへ

「環境を変えたくて。。。」
という言葉をよく聞く

今ある環境から違う環境にいけば
何かを変えられる、
変えてみたい、という人がよく口にしている

環境を変えたら気持ちやら気構えなどが
ちょっと変わるような気がするのは
確かに小さい頃から身に覚えがあるわけで

だけど、本当は逆なんじゃないか

気持ちやら気構えやらが変わったとき
自分自身が変わることができたとき
初めて人は環境が変わったと認めるのではないか

例えば、「環境を変えたい」と思った瞬間に
逆の立場になってみるのだ

今いる場所でなんでもできるような気がして
一番やりたいことをやっているとする

すると、環境を意識することは意外と少なくて、
じゃあ自分は何をしたいか、とか、
今よりもっとこうしたいけどどうしたらできるのか、とか、
そういうことを四六時中考えることになる

これまで変えたいと思っていた環境は
最後にぶつかるちょっとした壁のひとつであったり、
たまたまそこに居合わせたキーマンの存在ひとつにすぎない、
環境とは極めて些細で偶発性の高いもの、
あるいはそれらを念頭に置いて
計画的に自分がつくっていくものであることに気付く

物事の実現において肝心なのは
環境ではなく
自分ときちんと向き合っているかどうか
これでいいのか、これがいいのか
それに尽きるのではないか

この仮説に基づいて改めて
環境を変化させることにより
前より何かがよくなるのか、とか、
物事がうまく進むのか、を検証しよう

環境を変えると、
あの人がこうしてくれたら、といったような
他者への期待が一旦ゼロになる
また、初めての経験が多い環境では、
こうしていこう、と自分の考えで進めることが増える
脳が活性化する
自ら考え物事を推し進めた気になる
それら多少の達成感のあるスタートが、
多少なり環境が変わったように感じさせる要因だ

だから、あなたから見て
「きみのいる環境は楽しそうだね」とか
「やりたいことを仕事にしててすごいね」
という風に見えてるあの人は
およそ自分のやりたいことがある人で
やりたいことと現実のギャップを埋めることに
必死に生きているわけで
そういう人にとっては環境は数あるギャップのひとつでしかない

自分が中心となって物事を動かそうと思うとき
ぶっちゃけ、どこで何したって
自分を取り巻くものなど
そうたいして変わりゃしないよ

だから
環境をよくしたいなら
今ある場所で変えなさい

それができないのは
自己の判断力が低下してるか、
判断した上で怠けてるだけだと
最近は考えるようにしている

自己認識への惰性か
(やりたいことがある気がしてるだけで行動に移してない人はここ)
あるいは純粋に思考停止か
(飽きっぽい人はここ)

いずれにせよ、
自分以外の環境をちょいと変えたところで
残念ながらあなたの期待していたような
人生のキラキラサプライズなどは起こらない

「やりたいことベースで活動する」
ということを突き詰めていくと
もはや環境とは「自分自身」であるということに気づくはずだ

失敗をよしとして、今いる環境を
自分事として請け負うか、請け負わないか
心の選択でしかない

逃げ続けたら試合終了だ

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