考えるスパン。

老人と若者の対立。いやあ、老人も強い時代だし、若者も負けてはいない。
両者が互いに無理解だといっても、たかだか三十年から五十年ほどしか、時を違えて生まれてきたに過ぎない。ある意味で、思考に狭さがあるなと感じてしまう。
京都の人は、応仁の乱のときは大変だったと、今でも話をすると聞いた。このくらいのスパンの時間で、物事を考えられないか。同時代を生きる人間達が分裂してしまっている日本とは、どこか末期状態にあるかと思う。
リニアモーターカーを静岡県の知事が強引に工事を止めて開業を延期させたが、リニアモーターとは、そもそも何だろう。素人が考えても、この太陽系内で向こう三千年は使って行けるような技術である。一人の人間が三千年の歴史を止めてしまうとは、大した度胸というか、考えの浅さを露呈させるものにしか思えない。

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