見出し画像

ドナドナ機材レビュー その1 Strymon Lex

ええと、色々あって、今、機材の断捨離を進めています。まとめて幾つかメルカリに放出しているのですが、長年お世話になった機材なので、手放すにあたって一言感想を書いておこうかと。

いきなり余談ですが、今Googleの検索だと個人の機材レビューはほとんど引っ掛からなくなってますね。昔は機種名で検索すれば色々見られたんですが、今は機材レビューは殆んどYoutube(動画いちいち見るの嫌いなんですが。。。)か、X(旧Twitter)、それかnoteって感じなので、ここに書くのも少しは意味があるかと。
それにしても機材名で検索するとメーカーサイト、Amazon、楽器屋のサイトが出てくるのは当たり前として、それ以外だとどう見ても詐欺サイトとしか思えないサイトが大量に出てくるGoogleの仕様は何とかして欲しいものです。

で、一発目はStrymonのレスリーシミュレーター、Lexです。

Strymon Lex

今はV2が出てますが、これは初代の、ステレオ入力に対応した後期型です。買ったのは5年程前だったかな?中古品を購入。後期型が欲しくて何軒が楽器屋をハシゴしました。

オルガンなんて元々モノラルの楽器なのになんでステレオ入力が必要かというと、オルガン以外の音をバイパスで出す際、モノラル入力しか受けないとめっちゃめんどくさいんすよね。オルガン専用に一台鍵盤割り当てればいいんでしょうけど、そこまでオルガンばっかり弾くこともないし。

実はワタクシ、Leslie2101mk2というモノホンのレスリースピーカーも所有しておりまして、昔はオルガンの音が要るとなると、1曲の為だけでもいちいちライブ現場に持ち込んでPAさんに嫌がられる(鍵盤の回線とは別にマイク2本要りますからね。。。)、という所業を繰り返していたのですが、流石にコンパクトタイプとはいえ23kgあるLeslieを持ち運ぶのが辛くなってきたのでコイツを買いました。

2101はローター部分はDSPの、ある意味なんちゃってLeslieなのですが、それでもホーンが物理的に回転している、というインパクトは凄まじく(昔の人はよくこんな力業の製品作ったもんだと思います)、これを電子的に再現するのはかなり難しいのですが、Lexは結構頑張っていたかと。これまた今回ドナドナ予定のYamahaのrefaceYCに繋いで使ってましたが、内臓のレスリーシミュとは雲泥の差でした。

ちなみに当時(今もか?)、レスリーシミュレーターの最高峰と言えばNEOInstrumentsのVentilatorで、これは過去のレスリーシミュレーターとは次元が違う、ということで人気でしたが、デモ聞く限りではコイツもそんなに遜色なく、サイズははるかにコンパクト(ventシリーズにはコンパクトタイプもあるがモノラル入力ばかり)なので、当時中古の在庫を持っていた楽器屋2~3軒回って後期型のコイツを入手しました。

Strymonはギター用のペダルを作っているメーカーで、レトロなルックスとは裏腹に中身はDSPの塊(これはSHARKチップだったかな?)、コンパクトなのにラックサイズのクオリティ、が売りなのですが、コイツもご他聞に漏れずローノイズ、ワイドレンジで素晴らしい音でしたし、元々ギター向けということもあるのか、歪みの気持ちよさは2101以上だったと思います。

YouTubeにオルガンに嚙ましているデモがあったので貼っておきます。

今回、オルガンは他の鍵盤で賄うことにしたのでYC共々ドナドナとなりましたが、ちょっと残念。置いときゃ良かったかな。。。でもコイツが一番先に売れました。買ったときと遜色ない値段で。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?