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知的障害の息子⑧〜療育手帳取得〜

息子が年長の時に療育手帳を取得しました。

手帳を取ることに抵抗がある人もいるようですが、私は手帳が早く欲しくて欲しくて、

でも療育施設に「まだ早いかも〜…そんな急がなくても〜…」とやんわり止められていました。

年長になり、支援学級を希望するにあたり、「手帳があったら支援学級の申請も話が早いと思うのですが」と療育の面談で主張したところ、ようやく年長で療育手帳を申請する許可がおりました。

児童相談所で半日がかりでK式検査と問診を受け、ようやく療育手帳のB2判定を受けることが出来ました

初めての場所•初めての人との検査•親とは別室という息子にとっての最悪の環境が、いい意味で過去1の悪い数値を叩き出しました。笑

私が手帳を欲しかった理由。
それは「我が子は知的障害です。」という紛れもない証拠だからです。

ずっと義両親から「我が子を障害児扱いするなんてお前がキ⚫️ガイだ。孫は普通だ。」と罵倒されてきた私にとって、

療育手帳は水戸黄門の印籠でした。

「ほら?やっぱり障害児だったでしょう?

あなた達も、夫も、保健師も、保育園の先生も、誰も違和感を信じてくれなかったけど、

私を何度も何度もノイローゼ扱いしたけど、

やっぱり障害児だったでしょう?

これを見なさいよっっっ」と療育手帳を投げつけてやりたい気分でした。

療育手帳の前に、義両親をひざまずかせて、
土下座させたい気分でした。
私に謝りなさい!と罵倒したい気持ちでした。

もちろんそんなことしませんし、手帳を取得したことも言っておらず、見せてもいませんが。
(もう会いたくもない)

療育手帳B2の判定がおりたことで、スーッと気持ちが楽になりました。

ドロドロと心を渦巻く怨念が成仏していくような気持ちを感じました。

判定を受けた時に、聞いてみました。

「3歳の時に、療育に通うにあたり小児科で【発達遅滞】と書いてある診断書を出していただきました。

小児科の先生は発達遅滞と知的障害は微妙に違うというお話をされていましたが、違うんですか?」

すると速攻こう返ってきました。
「いや、一緒ですね〜」

•••一緒なんかいっ!じゃあ小児科の先生の長いお話はなんやってん。

発達遅滞🟰知的障害ということは、我が子は3歳時点で知的障害と診断されていたというわけです。

それに年長さんになって気付いたというわけでした。

お出かけが大好きな息子にとって、療育手帳は大事なパスポートです。

有り難く障害割引を使わせていただき、水族館に動物園に、子供の遊び場に、沢山遊びに行かせていただいています。

「ズルい!」と言う人もいるでしょう。
そんな言葉が出てくる気持ちも分かります。
そんな人に言ってみたいです。

「じゃ、お子様取り替えましょうか?」

見かけによらず気が強いとよく言われる私です。笑

これからも大好きな我が子と、強く優しく生きていきたいものです。

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