にんじん葬にしてほしい

以前どこかで書いたかもしれないのですが
じぶんのおじいちゃんのいなか(超いなか)は
土葬の習慣が残っている場所だったそうです

といっても、
今は墓地だった場所もソーラーパネルが並んでます
何しろ、あれはとても大変なもので
場所を決めるところから始まって
(うっかりすると、前のひとがでてきちゃう…)
あなほりする体力のある若い男性も必要だし
お役所に埋葬許可をもらうのも一苦労
おまけに近年は病院でなくなる方が増えて
駅前には葬儀屋さんの立派なホールがあるので
自宅でお葬式をする人はほとんどいないから
という理由で、とっくのむかしにすたれたそうです

ちょっと前のことですが
じぶんは
お馬たちが亡くなったあと
土葬にすべき派がたえないのが疑問でした
実際にお会いしたことのある方も土葬にたいそう
思い入れがある様子で語っているのを聞いて
人馬いっしょに入れるわけじゃないし…なんでかなあと
不思議だったのですが
あるとき都市伝説のような話が発端と聞いて
(馬は大きくて火葬が大変だから
ばらばらにして焼却炉にイン?!っていうひとがいました)
さすがに、そんな手間ひまかける意味がない
ありえない…と思って
お馬たちのお弔いについて少々調べた事があります
平成13年に国内でBSEが発生したり
平成22年には口蹄疫の発生があった事から
お馬たちを火葬にしてもらう施設(牛さんや豚さん兼用)は
そのままイン、できる施設を作ってあるのだそうです
丁寧に時間をかけてそれこそBSEのもとになる病原性プリオンも
口蹄疫やらそのほかのウイルスもなくなるくらい
しっかりと灰になったあとは
みんな肥料の原材料としてむだにならず
やがては畑にまかれるのだそうです

その話を聞いてから、じぶんの中で
将来、お弔いしてもらえるとしたら
散骨する場所を、おうまといっしょに、
にんじん畑にしてもらえたらいいな
と、もうそうのようなことを考えるようになりました
にんじん葬にしてほしい
たぶん、うんと年をとって言い残すことがあったら、
そういうと思います

(たまには、こんな、ばかばかしいはなしもかいてます)

ぶちこ。

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