消えない光がある。

この世は生者のものだ。
草木も虫も鳥も動物もにんげんも
ここで生きて増えて老いて去っていく
死者の居場所はここにはない。
ただ思い出だけが残って形も重さもにおいもなく
だんだんと記憶の中で薄れていく

相次いで旅立っていった美しい馬たちのことを
悲しむ気持ちがタイムラインにあふれているけれど
じぶんは今ここにいて
生きている馬たちがそばにいるから
今できることをできるだけしてあげたい
いずれ行く道と思うからこそ
生きている時間を精一杯大切にしてやりたいと思う

過去の写真や動画をみても
きっとその時その馬のそばにいて
ほんとうに大事にしていたひと以外には
だんだんと見え方が変わってきてしまうものなんだろうなと
感じることがあるのです

そんなにいうなら
生きているうちにかわいがってやればいいのに

亡くなった馬を訪ねてきたひとに
誰かそんなことを言ってたっけ・・・

そんなことを考えながら
今日もお馬たちに、おはよう、をいって
おさんぽにでかけるのです

いつかその日がくるまで
ずっと続いていく毎日。

ぶちこ。

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