それぞれが心を決める、その時まで。
私の中にいる霊ちゃん達とコミュニケーションが取れるようになると、彼らからも、様々な質問やアクションが返ってきました。
「光に還るって、どういうことですか?どうやるんですか?私にも出来るんでしょうか・・?」
「光に還っても、また失敗するのでは・・。トラウマを乗り越えられるのか不安・・」
「(光に還って行く人を見て)皆すごいな・・僕には分からない世界だ。死んだら終わりだと思っていた。その先があるなんて・・まだ考えられない。」
「あまり光に還りたいとは思いません。今はこのままで十分幸せを感じているので・・。」
「自分は何の為に生きているのかと思っていた。できたらやり直したい、他の人達みたいに。人生というのはもっと豊かで、こんなはずじゃなかったと思う・・。でも、やり直しても、また同じだったらと思うと怖い。それならこのままでもいい、と思えてしまう・・。」
「光に還れたらいいと思うが、簡単にはいかない。理想と現実は違う。まだ受け入れられない。」
「ずっと痛いよ・・辛くて痛くて、光に還るだとか、そんな事考えられない・・」
「光に還ること、私なんかに許されるのでしょうか・・?」
「おかあさんのところにかえりたいよ~😭(まだ生きて帰れると思っている)」
事故などにより、亡くなったことをあまり自覚できていない人もいました。
彼らも死んだらどうなるかなんて、知識としては誰からも教わっていないのですから、当然といえば当然かもしれません。
そのような疑問や、この先に対する不安が、たくさんあるようでした。
“そうかぁ、皆同じなんだ・・”
気づくと考えるよりも先に、私は皆に向かって宣言をしていました。
“・・皆さん、聞いて下さい。
私達がここで出会えたのは偶然ではありません。
ここにいる全員がすごく辛い思いをしてきたのは、心から自由で幸せにあふれた人生を望んでいたから、もがいていたからではないでしょうか。
・・そう、今ここには誰1人として!
心から自分が幸せになることを望んでいない者はいないのです!
私を含め、ここにいる全員がそれぞれが望む自由な人生を歩み出せるよう、一緒に学びましょう。
私には、それが叶う様子が見えています。
その実現に向け、私から1つ提案があります。
皆さんと、学びの会を立ち上げたいと思います!
せっかくなので名前を付けたいのですが・・
どのような名前にしましょうか。
皆で学び合う場所なので、ナントカ塾とか、
それっぽくないですか?
ご意見あれば、お願いします”
すると、30~40代の男性は
「”塾“って、なんか勉強しなきゃいけない感じで、息苦しくないですか?」
“なるほど・・、カッコ良さそうだとは思ったのだが、確かにそうかも・・😓まあ、無難にナントカ会にしときますか”
今度は40~50代位の女性から
「お花や蝶々から名前を頂くのはどうでしょう?」
“おお、いいですね。素敵✨
具体的に考えると、薔薇、菊、ひまわり?・・
うーん、どれもピンとこないなあ。
なでしこは、女子会みたいだし。
蝶々も素敵だとは思ったけど、難しいかも・・”
“皆さん、ご意見ありがとうございました。
とりあえず今日のところは解散にします。
またいつでも思い付いたらアイディアを下さい。
よろしくお願いいたします”
そう言って、その夜は休みました。
翌朝。
起きてすぐ、『ひばり』という言葉が浮かびました。
・・ひばりかぁ。春告げ鳥・・良く晴れた日に空高く舞い上がる鳥・・ぴったりじゃないか?
こうして、各々が新しい人生を歩み出すと自分で決めるその時まで共に学ぶ場所、
『ひばり会』が発足したのでした。
ここまで読んで下さって、ありがとうございました~(о´∀`о)
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