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簿記3級ネット試験対策のまとめ

まとまった時間ができたので、以前から挑戦したかった日商簿記3級に取り組むことにしました。
3級では履歴書に書いても微妙だけど、起業するならこのくらいの知識は必須と聞いていました。
これまで教科書すら通読できませんでしたが、役所で市民税の実務経験もあり、地方公会計の話題も聞いていたし、なんとかなるだろうと簡単に考えていました。
これが苦難の始まりでした。

まず、日商簿記の検定サイトによると簿記3級のレベルは次の通りです。

業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。

私の学習法は次の通りでした。
まず分かりやすいと評判の動画で試験範囲を一周しました。本当に根っこまで分かりやすくて紙の教科書は一切読みませんでした。

【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆき

これを見終わると問題集を解いてみました。

解けないだけでなく、動画で触れられていない部分があることに気づき、慌てて教科書で確認します。

それでもほとんど模擬試験が解けないので、最初のふくしままさゆき先生の動画と、その中の練習問題を徹底的に復習します。これで自信がついた頃、もっとコンパクトに復習したいと動画を検索したところ、次の動画に出会います。

公認会計士たぬ吉の簿記会計塾

検定試験の第一問、第二問、第三問の直前対策の動画しか見ませんでしたが、コンパクトにまとまっていて素晴らしいです。

これが終わる頃には、iPhoneアプリの「パブロフ簿記3級」も克服できるようになりました。

過去問にも当たらないとなあと思い次の書籍を求めます。

これが素晴らしい解説と問題で自信を深めました。

そして試験の日を迎えます。

実際の試験では仕訳問題の第1問と、精算表の第3問をほぼ正解するのですが、やはり第2問のTフォームへの転記問題ができません。

でもようやく合格できたのです。ここまで6週間くらいかかったでしょうか。

この間、辛くてつらくて、なんでこんな試験を受ける必要があるのか、実務では会計ソフトがやってくれるのではないか、試験対策のテクニックだけではないか等、恨み節が募りますが、なんとかやり遂げようとの一心で続けられました。

うれしかったです。
今から思うと、全て把握しているくらいでないと、やまを張って奇跡で合格とかないのです。まあ簿記3級で、仕訳が完璧にできなくて合格はあり得ないのは当然なのですが。

もっとうれしいのは、次の勉強ができることでした。
3級は狭い範囲だと分かっていたので、次の2級を受験するかは分かりませんが、簿記を通して世界が広がることがワクワクするのです。
これで別の資格試験の勉強するとしても、堂々と後ろ髪敷かれることなくできるわけですし。

とにかく反省だらけの非効率な受験は終わりました。
必死になってやらないと甘い気持ちで舐めていると、合格できるものもできないと分かり、本当に良い経験になりました。

もう一つ分かったことは、簿記を勉強している人はたくさんいて、それをサポートする動画をはじめ、書籍やネットまで情報が溢れていること。
それがそんなに儲かりそうもないのですが、ほぼボランティアベースで献身的に情報を発信されている方が多く、頭が下がる思いでした。
この方々は、純粋に簿記を広めたい、と思って突っ走っているのだろうなあと思うと感慨深いものがあります。

簿記は社会の仕組みを学ぶことでもあり、次はどんな世界が待っているか分かりませんが、勉強は続けていこうと思います。
(以上、学習の記録おわり)

サポートをしていただけると泣いて喜びます。