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404と401【MIU404考察】

ボンチノタミ、ジョーカーです。

また『MIU404』の話なんですけど、どうして404と401がメインで描かれているのか、を考えていたんですよ。
本編中には403など、他の4機捜のバディも出てきています。
その中で、メインとして描かれるのは志摩・伊吹の404バディと陣馬・九重の401バディの二組のみです。
404はエラーコードページが存在しないことを示す『404 Not Found』とのダブルミーニングになっており、劇中にも何度かその言葉が登場します。
これはタイトルからもわかりやすく、本編中でも説明があるのでそういった意味合いで『404』を使っているのだろうなというのはよくわかります。

では、なぜ陣馬・九重は402でも403でも405でもなく『401』なのか。
個人的に考察というか、推測してみました。

『401 Unauthorized』のエラーコードはログイン時にIDやパスワードを間違えたときなどに表示されます。アクセス権がない、または認証に失敗した際に表示されるコードで、認証エラー等と呼ばれます。
(ちなみに『402 Payment Required』は支払エラー、『403 Forbidden』はアクセス拒否)

本編における401バディは、終盤で九重は4機捜から外され、陣馬は事故で意識が戻らない状況となり、バディ解散を余儀なくされます。
その後、九重が4機捜に戻ることはなく、ドラマの最終話でもこのバディが復活することはありません。
さらに、ふたりが使用していたコールサイン『401』は、メロンパン号(404車両)が使用できなくなったことにより、志摩・伊吹バディが一時的に使用することとなります。

認証エラーは、ログイン用のIDやパスワードが間違っていた場合に表示されるエラーです。
どういう場合にこのエラーが起こるのか考えてみると、単純にIDやパスワードを忘れた、打ち間違えた、そして、新しいIDやパスワードに変更したのを忘れて古いパスワードを入力してしまった、といったケースが考えられるのではないでしょうか。

コールサイン『401』における新しいバディ=新しいIDやパスワードが志摩・伊吹バディだとすると、陣馬・九重バディはもう使用できなくなった古いIDやパスワードのようなもの、と捉えられます。
もうコールサイン『401』に陣馬と九重のアクセス権はなく、彼らが『401』として認証されることはないのです。
本編中で、メロンパン号が使用できなくなったことと志摩・伊吹のふたりが401車に乗っていることが糸巻と”401バディであった”九重の会話で語られているのも、そのあたりを示唆しているような気がしています。

また、単純に404バディである志摩・伊吹にはコールサイン『401』へのアクセス権がない、401として認証されない、というふうにも捉えることができるかなと思います。
最終話、クライマックスを前に彼らはバディとしてバラバラになります。最後にクズミの元へ向かう際、ふたりで401車に乗って向かうというシーンはないんですよね。それまでどんな場所へもふたりでメロンパン号に乗って向かっていたのに。

最終話、コールサイン『404』は『not found』(存在しない)、コールサイン『401』は『Unauthorized』(アクサス権なし、認証エラー)となり、どちらもエラーコードの意味と一致すると捉えられるな、というのが結論です。

これは本当に個人的な推測に過ぎないですが、404に仕込まれた意味を考えると、401にも何かあるんじゃないかな、と思ってしまうのは当然ですよね。

まだしばらくみうで楽しめそうです。ありがとうございます。

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