【ラジオ+】スーパー戦隊めっちゃ好きトークvol.3【デカレンジャー編】

ボンチノタミ、ジョーカーです。

本日、stand.fmにてSMTラジオvol.3を公開いたしました。

stand.fm

今回は『特捜戦隊デカレンジャー』です！

記事を書いていなくてもラジオで取り上げるパターンあるんかい。あるよ。

というわけで（どういうわけで）ラジオで話しきれなかった『わたしのいちばん好きなエピソード』をご紹介したいと思いますので、ラジオとあわせてお楽しみいただけますと嬉しいです。
ストーリーがどうの、というよりは、とにかくわたしがセンちゃんが大好きというのと、バンの成長っぷりが嬉しかったという回です。

Episode41『トリック・ルーム』

わたしの大好きなセンちゃん（デカグリーン）のメイン回。
センちゃんは基本的にマイペースで、何かあっても割りと逆立ち（これはセンのシンキングポーズである）をすれば、ひらめきで難事件を解決に導くことができるんですね。
そんなセンちゃんが珍しく心を乱され、ピンチに陥ってしまうという回です。
ざっくりとした説明ですがネタバレを含みますのでご注意ください。

捜査の過程で、アサシン星人のジンギ（CV：高山みなみさん）というアリエナイザーによって、センちゃんが誘拐されてしまいます。
謎の密室に閉じ込められたセンちゃん。SPライセンス（警察手帳の様なもので、変身や通信に使う装備品）も壊れてしまい、デカグリーンになれない上に、通信不能の状態になってしまいました。
しかし、そんな中、なぜかバン（デカレッド）とだけは通信が可能という、ご都合奇跡的な状況。
そこでふたりは、密室から脱出するため、そしてアリエナイザーを倒す手がかりを得るため、遠隔捜査を開始します。

いつものようにマイペースで冷静に推理しているように見えるセンちゃんですが、実は暗くて狭いところが苦手。
子供のころに井戸に落ちたことがあって、それがトラウマになっているんですね。
しかも今回閉じ込められた密室は暗くて狭いだけでなく、時間が経つにつれ少しずつ壁が迫ってくるというとんでも仕様でした。
バンと遠隔捜査を続けていたセンちゃんですが、迫りくる壁がついに足先に触れたところで、パニックになってしまいます。

そこでバンが一喝。
このシーンがとてもいいです。
これまで先輩刑事として頼りになる存在だったセンちゃんが弱ってしまい、助けようにも彼による推理や情報、解決の手がかりがなければ助けに行くことはできない、アリエナイザーも倒せない、という状況。
そんな中で、トラウマがよみがえってきたことでいつもの冷静さを欠いてしまい、なにもできなくなってしまったセンちゃんを「ばかやろう！」「いつものように逆立ち、してんのか！」と、バンが思いっきり叱ってくれるんですよ。

そこでセンちゃんが思い出すのは、井戸から助けてくれたおまわりさん。
井戸に落ちたときにかけつけてくれたおまわりさんは、ロープをおろしてくれて「そのロープにつかまって」と言うんですが、幼いセンちゃんは怖くてどうしてもロープをつかんでのぼることができませんでした。
けれど「君がしっかりしないとそこから抜け出せない」「自分の力を信じろ」というおまわりさんの言葉に励まされて、センちゃんは井戸から抜け出すことができたんですね。
※余談ですがこのときのおまわりさん役はデカグリーンのスーツアクターである三村幸司さんです。最高じゃん。

バンの言葉にそのときのことを思い出し、迫りくる壁の中で逆立ちを始めるセンちゃん。
こうなればセンちゃんの推理力は最強ですからね。あとはもう、一気にスピード解決です。

このあとバンがセンちゃんを助けに来るんですが、そこでセンちゃんがほっとしたような表情で「おまわりさん……バン」と呟くんですよ。
ここ最高です。
理想のおまわりさんと、後輩で頼りなかったはずのバンが重なるシーン。
41話というとかなり最終回に近づいてきている回でして、バンの成長や仲間同士のチームワークなど、最初のころとは違う姿や関係性が見えて良いなあと思います。

最後のオチもほんわかしていてにっこりしちゃう。
EDミニコーナーまで引っ張られるネタ、お見逃しなく。

他にも、地球署の女子コンビであるジャスミン（デカイエロー）とウメコ（デカピンク）が活躍し、EDも特別仕様となる『Episode17：ツインカム・エンジェル』や、センちゃんとウメコがいい感じになるきっかけの回である『Episode46：プロポーズ・パニック』などなど、一話完結で痛快な刑事ドラマストーリーが楽しめる作品です。
あと、スーツアクター的には、追加戦士のデカブレイクが仮面ライダーシリーズでおなじみの永徳さんという部分にも注目です。

スペース・スクワッドや10YEARS AFTERなどスピンオフや続編もありますので、本編を見てもっとデカレンジャーを見たい！ と思った方は、そちらもぜひ楽しんでくださいませ！