住むところ

          (約300字)

「どこにいても、自分は自分なんだけどさ」

友達は軽く右斜め上を仰いでから、私に
顔を向ける。

「う〜ん?何処に行っても?」

「いや、どこに居ようと」

「私は、ここで良かった。お父さん、お母さん、この地で産んでくれてありがとう、
って思う。常識人だから」

しみじみと、朝の光を受け止めて話した。

「そうだね、関西に居なくてよかったよ。
自分のポリシー貫けなかったよね」

「距離感があるから、心が救われることって
あるよね。諦めとか、落ち着く場所に行くこととか‥‥」

 友達は、本当に分かっている。

頼みのツナは、なんだろう?

多分、適度に心の距離が縮まらないこと。



  💡蒙古斑のこじかさん、
   短くしておきましたよ。

   最速で書きました。


という3割はフィクションの話しです。

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