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間違いの連鎖



しごとから帰る道すがら

信じる気持ちを自身に持つ

はいて捨てる程の思い出と

しがない記憶の底に

なき殻をひとつずつ想う

いのちは短くとも  


きょうを生きたことに感謝し

ぜんまい仕掛けの日常に何度も

つまづきながら

さまよう魂の片割れ

れいは尽くした

ての中には未来だけ

いくたびも

る転とともに消える



山吹の花


 『鴻雁北(こうがんきたす)』4/10〜14

72候 第二候 雁が北へ帰る時節

一説に鴻雁は大きな雁を指す


①藤 マメ科  「紫草」とも

 影藤、藤姉妹(野田藤と山富士の二種類から)、藤浪

 「池水は濁りににごり藤浪の影もうつらず雨ふりしきる」 伊藤左千夫


②山吹 バラ科

太田道灌の逸話が有名

「七重八重 花は咲けども 山吹の
 実のひとつだに なきぞかなしき」

 蓑ひとつない貧しさ→道灌はわけを知り、深く恥じて学問と歌の道を究めた




追記⭐︎マガジンに収録した2つの詩は、1年前に書きました(訂正:あい→人類愛)

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