忙しい日に限って。
(約1,000字)
フリマアプリに出した未開封品が、
出品して20分も経たないうちに売れた。
商品は、私の持ち物ではなく、家族から売った利益を私のポケットマネーにしていいとのことで、日本では購入出来なくなった商品を譲り受けた。
すぐにアプリに購入のお礼メッセージを書き込み、荷造りをして、郵便局の配送の窓口に持って行った。
時間は18時を過ぎていて、時間外窓口は職員が3人。
私は3番目に並んで、先頭の男性は郵便局員の手際の悪さに不安気だった。
やっと私の番が回ってきて、すでに数人が私の後に並んでいる。
フリマアプリは、箱のサイズを確定してから郵便局の伝票を作成しなければならない。
しかも、フリマアプリ用の伝票発行機が、窓口からは離れたところに置いてある。
私が行く本局(主な長時間受け付けの郵便局2カ所)は、両方とも、伝票発行機がカウンターから離れている。
並んでから10分経っていたため、
サイズを測ってもらってカウンターに発送の荷物を置いたまま、伝票発行をして伝票を係の人に渡した。
「これは、60サイズのゆうパックの伝票ではないですね」
と、男性職員から言われた。
「分かりました」
と悔しまぎれに言って、また伝票発行機に移動。再度、伝票を出しているところに、女性職員がカウンターの荷物を持ってきた。
「すぐ、伝票を作りますから。私、急いでいるんです。ずっと待っていたんです」
とイライラしながら言うと、郵便局員が言ったことに驚いた。
「すみません、機械が故障していましたので」
ーはい?
機械が故障していたか、は郵便局側の事情で。
待たせていた人に、謝る気持ちが1グラムも感じられなかった。
結局、荷物を渡されて、長い列にもう一度並びなおすことになった。
前には5人。
さらに10分以上待ち、他にあった用事まで支障が出た。
一つは終わらなかった。
だから、夜間の受け付けは嫌なんだ。
18時半を過ぎて、発送は明日の扱い。
それなら、明日の朝、郵便局員がたくさんいる時間に荷物を持ってくればよかった。
でも、優良発送者としてのメンツは保たれる。
悔しかったけど、お客さんに早く発送の連絡が出来てよかった。
なかには酷い商品を送りつけて、返金しないフリマアプリ利用者もいる。
信用の積み重ねが、自分の評価に繋がる。
この一つ一つが、
「人間関係の基盤を作るんだ」って
唇を噛んで自分を褒める。
アンガーをマネジメントで💴マネタイズ
〜ちび蔵、ガマンの川柳を詠む〜
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