IKEA

IKEAに行ったら激混み。大阪の大正区は、不思議なノスタルジーを感じるような街であった。起伏がなく平坦で、人が少ない。

関東と大阪のIKEAに大きな違いは感じられなかったが、レストランスペースが東京よりも広いような気がした。やはり「食」が大好きな大阪仕様なのだろうか。

大人の家具スペースが終わって子供向けの家具のスペースに行くと、雑なデザインのぬいぐるみがガバッと大量に入れられた鈍器、家具のサイズ感やカラフルさに和む。

もしも人間のサイズが2分の1になって大人に成長しても子どもぐらいの大きさならば、家具のサイズも小さくても良いし、部屋の広さも、車も家も小さくなり、その結果、土地にも余裕が生まれて、満員電車も緩和される。お弁当も小さく、食糧不足も、エネルギー消費も少なくて済む。現代の人間は大型化しているけれど、これからの時代は小型化していった方が良いだろう。まだまだ高身長がもてはやされているが、この異常気象が続く地球環境では時代遅れだ。早く江戸時代ぐらいのサイズ感になったらば良いのに。小型化しても人間の数が2倍に増えたら意味ないけれど。

環境変化の激しい時代は、大型動物から絶滅していくらしい。食物連鎖の上位にいる者は、体は強くてたくましいが、少しの変化でも大きな影響を受けてしまう。

この狭い日本では、犬ならば柴犬ぐらいがちょうど良い。IKEAの国、スウェーデンなどでは人口密度も低いしハスキー犬ぐらいの体格が丁度良いのだろうけど、日本では日本の国土や風土に合ったスケール感があるのだろうし、なんとなくIKEAの家具や、最近の欧米を模した家屋などには違和感を感じる。土地の人間、歴史や文化に即していない。だからそれに合わす人間もどこか地に足がついていないような不安定さがある。

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