クロモジ蒸留水づくりのワークショップ
5月のことになりますが、クロモジ蒸留水づくりのイベントに参加しました。
内容からして男性の参加者は少ないだろうと思ってはいましたが、講師の方と私を除き、女性ばかり。最初はなかなか話の輪に入るのが難しかったですね。
イベント会場はきみつのさんぽ道。久しぶりに訪れました。
クロモジの枝葉を採取するところから始まるイベントだったので、そこそこ山の中を歩くのだろう、ヤマビル対策もしっかりしないとと構えていましたが…
しかし、徒歩10分の距離。場所は、内山緑地建設株式会社の私有地内(だから勝手に入って取ることはできません)でした。
クロモジの木を知らずに初めて見て喜んでいる方もいました。
ひとり4~5本、枝を切って戻り(ヤマビル被害もゼロ)、粉砕したものを器具にセットして開始すれば、あとは蒸留されるのは待つばかり。
枝葉を粉砕しただけで部屋がクロモジの香りで満たされました~
30分もすると蒸気が出始めました。それを冷却して液化した水を集めるだけなのですが、ガラス器具の構造が特殊ですごく高価。
(Amazonなどで安価なものも売っているようですが、レビューを見ると心配なものも多いようで…)
ビーカーに集まった最初の10 cc?は樟脳の匂いが強すぎるので捨ててそのあとからの水を貯めました。
すでに部屋中、クロモジの香だらけでしたが、ビーカーの上で手をあおいで匂いを嗅ぐとさらに濃縮された匂いがしました。
1リットルの蒸留水が集まるのに1時間半くらいでしたでしょうか。その間に用意されたご飯と具でおにぎりを作って食べたり、話をしたり。
講師の方はもともとは久留里でクロモジ楊枝を作っていらして主催者の方とはクロモジの日焼け止めクリームの開発でお付き合いがあるとか(少し記憶もメもがあいまい)。
きみつのさんぽ道は、君津(の自然)をもっと知ってほしい、来てほしいと、イベントに協力してくれているとのこと。
おみやげに当日とれた蒸留水50㏄と4月中旬に講師の方が自分で蒸留したもの50㏄ずつをいただきました~。
クロモジは地域、個体、はたまた季節によっても香りが異なるので比べてみてということです。
私でも微妙に違うくらいは分かりましたので、匂いに敏感な女性だったら好みも違ってくるのではないでしょうか。
今回が第2回めのイベントでしたが、そういう違いもあってでしょうか、リピーターの方も数人いらしたようです。
クロモジの香りの強さという点では7月くらいが一番ということですので、機会があればその時期にまた参加してみようかと思っています。
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