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マリーンズ・ポジション争いに注目③ 〜先発編〜

忙しさを言い訳に、更新をせずにいたら、
もうオープン戦も終わり、本当に開幕間近になってしまいました。

開幕するのは嬉しいことなんですが、
「マリーンズ・ポジション争いに注目」シリーズは、
あと、先発編とブルペン編と番外編を書こうと思ってて、
そのあとに、
「シーズン展望」と「開幕シリーズ展望」を書こうと
思ってたのに、
もう、まるで時間が足りませんね(⌒-⌒; )

ちょこっと残念さはありますが、
そういう「ちゃんとした」構想に基づく記事は、
大メディアの記者さんやプロの解説者の皆さんや、
すごく技量の高い配信者さんたちにお任せして、

自分は自分のペースで、
マリーンズを、野球を、
応援して、愛して、楽しんで
いこうと思います(開き直り…(⌒-⌒; ))

さて、
そういうことで、気を取り直して、
今シーズンのマリーンズのポジション争いを見ていきます。

今回は先発編です!


「3本柱」という言葉がしっくりきはじめた!


つい先日見た、里崎チャンネルで、サトさんは、
「多くの解説者、マリーンズの先発ローテ、いえへんやろ!」みたいなことを言われてましたが(⌒-⌒; )
 (https://youtu.be/wV7ecrfYbYs?si=HU-uIFInQF6dTaeO)←26:30ころ

ただ、ネットで配信されてる主要スポーツ紙さんの記事なんかを見ても、
「小島・種市・佐々木朗の”3本柱”」のような表現が、
(順番は、佐々木朗が最初に来るかもしれませんが…)目立つようになった気がします。

つまり、その3人が、しっかりローテ投手として確立してますよ、というニュアンスで。そして、少なくとも信頼できる先発が3人もマリーンズにはいますよ、そのことが、周知されつつありますよ、という文脈で、活字になってるような気がします。


もっとも、実のところ、自分のなかのイメージの先発「3本柱」というのは、はるか昔の「斎藤・槙原・桑田」の偉大な3投手の呼称なのです(若い方は知らないですよね^^; 読売ジャイアンツです)。

人気・実力はもちろん、文字通り「柱」としてチームを支える。チームの勝利・優勝に責任を持つ。そういう覚悟や責任、人望、ファンに与える絶対的安心感。そういうものを兼ね備える3人。そういうイメージなんです。なので、単純に、そのチーム内でいい投手3人、という意味で「3本柱」という言葉を使うのは、なんか違和感を覚えるのです(思考がオジサンのそれですね(⌒-⌒; ))。

ただ、
ただ、ですよ?
今シーズンの、小島・種市・佐々木の3投手は、
そういう、めんどくさいオジサンの思いを踏まえても、
もう3本柱と呼んでいいのではないでしょうか?

もちろん、早々と吉井監督が、
「開幕から、小島・種市・佐々木の順で登板させる」と明言したこともありますが、成績からすれば、小島・種市両投手は昨季2桁勝ってますし、何よりしっかりイニングを投げてくれています。2人とも130イニング以上。種市投手は怪我明けで終盤離脱あってもこの数字(136.2回、23先発=ほぼ毎試合6回は投げ抜いた計算)。小島投手に至っては3年連続の140イニング以上を投げてくれています。

成績だけでなく、両投手の、ときどきのコメントもチーム全体のことに触れるものが増えている気がします。自分が引っ張っていくんだ。チームを支えるんだ、という思いを、そのコメントから感じることが多いです(個人的に、ですが…)。

そういうこともあって、小島投手が開幕投手に選ばれた時に、「やっぱりそうだよな」と思ったのです。エースとしての風格を感じていたのです。

種市投手にしても、いぜんのヤンチャさを、いい意味で残しつつも、自覚と責任みたいなものをしっかりと感じているんだろうなと、頼もしさを感じます。

その2人が先陣を切ることで、そもそもの、希代のスーパースター佐々木朗希投手がよりのびのびと力を出せる気がします。

そういう意味で、常勝軍団に駆け上る夜明け直前のマリーンズの3本柱としてふさわしい存在…いいですねえ。
(ちょっと興奮しすぎですかね(⌒-⌒; ))

で、その上での、ポジション争いなんです。


「ピリオダイゼーション」とは結局、なんなのか?


ここまで書いたように、先発陣の3枠は、「3本柱」で決まりでしょう。

では、あと3人は? 
となるのですが、

そこで考えたいのが、
吉井監督の言われた「ピリオダイゼーション」です。

ひょっとしたら、メジャーリーグとか、
もしくは、スポーツをよく知っておられる方の間では当たり前なのかも
しれませんが、
自分にとってはまるで未知の言葉で(言葉、というより概念?)、
最初に記事で見た時にもよく分かりませんでしたし、
今でも、はっきりわかってはいません。

ネットで検索してみると、
「ピリオダイゼーション」というのは、日本語では「期分け」というらしくて、試合に向けてコンディションを整え、最高のパフォーマンスを出すために、年間を「準備期」「試合期」「移行期」などのいくつかの期(ピリオド)に分けて、その時々の期に合わせた行動(練習や休養や栄養摂取)をとることのようです(ズレてたらごめんなさいm(_ _)m)。

これを、吉井監督が、今シーズンの先発投手起用にどのように当てはめて発言されたかは、あまり手元に情報がなくてわからないのですが、個人的には、以下のようなイメージとして捉えています。

・ 3本柱は基本は中6日で、1年まわってもらう。
  まあ、1回飛ばしを、1年のうち何回かすることはあるでしょうけど、
  基本は、毎週投げて、22〜25先発くらいしてもらえれば。

  ひょっとしたら、その分、シーズン序盤は無理に引っ張らない、という 
  のはあるかも。なので、その分、ロングできるリリーフがブルペンに必
  要かも。

・ そうしつつ、残りの3枠(といっても、当面は2枠)を、その時、調子 
  のいい人に任せる。
  で、その時に、1シーズン持たせようとしなくていいので、全力で行っ
  てくれ、と、お願いする感じかな?

・ つまり、ここでいう「期(ピリオド)」は、
  3本柱以外の先発投手個人にとっての期。つまり、「自分が」先発する期 
  (1年間ではなく、数ヶ月?)・それに向けて準備する期、みたいなイメ 
  ージでしょうか?

・ そして、チーム全体としても、A投手が先発を支えてくれる期・B投手が
  先発をしてくれる期、みたいな意味にも取れると思います。
 
 自分の勝手なイメージなので、当たってるかどうかなんて分かりませんが、マリーンズのチーム事情、とくに、昨季の失速を考えたときに、もしこういう先発起用をするとしたら、とても理にかなっている気はします。

 最大出力はあるけども、それを1年保つことが苦手だったり、まだできなかったりする投手がいるとしたら(ある意味、昨年の朗希投手はそうだと言えるかも。もちろん、彼は、ファンとしても、チームとしても、1年通して投げられるようになってほしいし、本人も首脳陣もそう考えて準備していると思いますが)、その投手たちの、最大出力をつなぎ合わせることで、チームの先発投手成績、としては、飛躍的に高められる、可能性があるのかなと。

 シーズンはじめは、1年間のペース配分がまだうまくできないだろう若手や中堅に差し掛かっている選手を起用して、とにかく目の前の試合に全力で投げてもらう。そのことで今の自分の力や課題がわかり、結果として実力がついていく。
 例えば、中森投手、田中投手、大石投手あたりが、ここの候補でしょうか。

 中盤〜終盤にかけては、ペース配分やピーキングはできる。自分の力雨亜状態、チームの状況、ペナントレースの流れを読む力もあるようなベテランが、十分な準備をした上で上がってきてくれる。1年間出力を保つだけの体力は流石にもう落ちているとしても、そうやってしっかりピーキングして上がってくれば、数カードいいピッチングはできる!という人たち。よく言う『この試合に合わせてくれよ!』に応えてくれる人たち。
 例えば、その一番手は美馬投手になるでしょうね。今の調子は良くないかもしれないけど、ここから準備〜ピーキングを考えれば唐川投手もこの枠かな。怪我の程度がわかりませんが、東條投手も秋口のこの枠として期待です。

 もし、そういうことであるならば、「先発の6枠」という考え自体が、今季の吉井マリーンズには当てはまらないかもしれない。だとすると、「ガッチリ6枚」という考えに囚われないぶんだけ、1年間の先発陣での成績をみると、マリーンズ先発陣が終わってみればトップクラスになってもおかしくない、むしろその可能性が高い!と言えるかも、です。

 もちろん同じ人がローテを年間守るのがチームとしても計算できて安心だし、個人としてもタイトルを狙えたり成績を残しやすかったりするので、いいのでしょうけど、チームの先発成績を考えると、ひいては、現有戦力で優勝の可能性をできるだけあげる、かつ、若手も育てる、ということを考えると、こういうやり方もアリかなと思います。


ざっくり1年を考えてみると


 すでに、開幕ローテは、3本柱以外の残りの2枠は西野投手がほぼ確定。メルセデス投手もほとんど掴みかけている感じでしょうか。
 開幕カードが3連戦。1日空いて、2カード目からは6連戦ですが、そこからは、5月末の交流戦まで6連戦ないんですよね。なので、当面5枚でいくのかなと。

 ただ、そこから、例えば、交流戦限定、みたいな形で2人くらい「先発期」の投手がでてくるかも。調子と、セとの相性や打撃がいい投手とか。

 その後、7、8月の夏場限定でローテに入る投手と入れ替わる。オールスター明けからでもいいし。夏場に強い人でもいいし、若手だったら、開幕直後イースタンで結果出したとか、技術的なもしくはメンタル面で何かを掴んだ人とか(個人的には、秋山投手にその辺を期待しています。先日のジャイアンツ戦での真っ直ぐ、すごくなかったですか?)。

 あとは、秋口。短期決戦に向けて。さらに新しい投手が出てくることもあるでしょうし、例えば、西野投手が夏はしっかり休んで、秋にまた出てくる、ということもあるでしょう。

 そういう意味では、ほんと、人材は豊富だと思うんですよね。

「ネクストブレイク組」としての、中森投手、田中投手、秋山投手
「ベテラン・ここぞと言う時組」の美馬投手、唐川投手
「外国人枠争い組」のダイクストラ投手、フェルナンデス投手
「再チャレンジ・適正確認組」の二木投手、廣畑投手、大谷投手
この10人から、
ざっくり、6月期、7・8月期、9・10月期として、
各2〜3人最大出力を出してくれたら、、、、すごい成績になりそうです!

もちろん、
吉井監督がコメントされていたように、
ルーキーの木村投手、早坂投手を投げさせることもあるでしょう。

本前選手は、さすがに、今シーズンは厳しいかもしれませんが、
東條選手は、後半のピリオドは間に合うかもしれません。

また、情報があまりないのですが、
森選手の故障の状態が良いのなら、
あの力強い内角のストレートは、きっと、相手打者の脅威になるでしょう。

枠しだいですが、個人的には、育成の河村投手、土肥投手、古谷投手は、
年間通して、という縛りをなくせば、いけると思うんですよね、、、、
(支配下の枠を先に使うのは、ブルペン陣のような気はしますが、、、)

さあ、どうなるでしょうね! 楽しみでしかないです!
応援します!

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