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パロディだってメディアは飛びつく

昨年『令和』の時代を迎えた日本。

新しい年号、
しかも天皇がご存命のうちの
改元ということもあって、
いろいろ盛り上がりを見せたことは
記憶にあたらしいのではないでしょうか。

『令和』を迎える前は
「平成最後の〜」

迎えたあとは…。

『令和』まつわる場所、本
『令和』の文字が入った物
が話題となったことは
記憶に新しいと思います。

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このように時流に乗った話題は
メディアは競ってあつかいます。

半分おふざけですが、
時流をダジャレなどで
パロってしまうことに
メディアが飛びつくことがあります。

毎年、夏の観光ポスターを
パロディにしてPRする町があります。

その町の名は
“せたな町”。

人口およそ8000人の
北海道南西部に位置し、
西側が日本海に面しています。

海と陸と山の自然に囲まれ、景色もよく
海の幸に恵まれた町です。

しかしながら、
交通アクセスが悪く、
札幌から車でおよそ4時間。
函館からも最低2時間半はかかります。

そこで、町の観光協会は
北海道内でアピールするため
町民が写真モデルとなり、
時事ネタのパロディのポスターを
作り注目を集めました。

スクリーンショット 2020-08-31 9.38.54

一例を挙げると


●韓流ブーム中のドラマ「冬のソナタ」
→主演のペ・ヨンジュンさんとチェ・ジュウさんを
パロった写真で「夏のセタナ」


●タレントのローラさんのセリフ
「ローラだよ!」
→ウニを片手にOKポーズの女性写真に
「せたなだよ!」


●AKB48
→せたな町の特産物などを持った
AKB風衣装を身に包んだ女性7人の写真に
「STN(SeTaNaの子音文字) せたな町 〜STNにみんな集まれ」


●キリストの最後の晩餐
→海産物のバーベキューグリルを前にする
漁師や若者、海水浴客、浴衣の宿泊客などの写真に
「せたなで晩餐」

これらのポスターを
札幌圏の電車に掲示するのです。

時流に乗っているだけに
印象が強く
話題になりました。

AKBのパロディは
新聞でもあつかわれたほどです。

わたしが実際に取材したものに、
流行語を福袋のセットに強引に命名し
記者発表をしたデパートもありました。

このデパートの
2017年福袋のコンセプトは…


「SNSに思わず投稿したくなる」。

そこで白羽の矢を当てたのが
2016年に流行語大賞に
ノミネートされた…。

「PPAP」。

スクリーンショット 2020-08-31 9.39.03

なんと、
「PPAP」を福袋セットに命名したのです

どういうつけ方をしたかというと…。

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「パジャマ パジャマ アンド パジャマ」
要するにパジャマ3枚

  P    P   A   P
「パンツ パンツ アンド パンツ」
要するにボクサーパンツ7点セット。

 P       P      A   P
プロが教える“パークゴルフアドバイスプラン”などと


強引に「PPAP」をつけたのです。

このデパートの
プレスリリース(報道機関向けの発表資料)を見て、
北海道内の民放5局全部が記者会見にあつまりました。

ピコ太郎に似た衣装を着た
店員さんも「PPAP」の曲に合わせて入場。
画的には面白い動画となりました。

札幌市内にはデパートが4つありますが、
取り上げられたのはこのデパートだけでした。

このように
パロディであっても
時流に乗っていると
メディアが飛びつくことが
おわかりでしょう。

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