ホンイツの実【目指せ打点構想力UP】
こんにちは。目指せ打点構想力UPの第二弾はホンイツを視野にいれた打点構想と手組についてお話しをします。
前回、トイトイの実についてお話ししたのでもしよかったらそちらもあわせてご覧ください。
トイトイの実【目指せ打点構想力UP】
今回も東南戦の自戦譜から持ってきました。
東場は満貫を狙え
第1ツモをとるまえに上家から1mが出ました。鳴きますか?
これは自分の中ではかなり鳴き寄りです。
第1ツモ次第ですが、現状6シャンテンとかなり遅い手です。配牌をもらった段階で合言葉「東場は満貫」を軸に考えてみましょう。
最序盤の手役の発見法
・9枚手役:5枚で確度C、6枚で確度B、7枚で確度A、8枚で確度S
・全体手役:8~9枚で確度C、10枚で確度B、11枚で確度A、12枚で確度S
9枚手役から判定し、なければ全体手役を判定します。
確度Cはギリギリ狙ってもよい、確度Bは狙ったほうがよいという感覚です。
今回の手でいうと、1mをチーをするとホンイツ牌が10枚になり確度Bとなります。確度Cは弱いですが、確度Bまでいくとそこそこ成立します。
他の手役がみえないため、この手はホンイツ+2ハンを目指すことで満貫作りをしていきましょう。役牌を重ね、ドラ1を引いてきたら満貫になるので、かなり現実的だと思います。ドラ1がすでに手にあるのであれば、リーヅモドラウラというルートも出てきますが、ドラなしの場合はアガれなくてもよいという感覚で手役に寄せていくことをおすすめします。
ホンイツは打点面でのメリットの他に守備面でも力を発揮することが多く、非常に使いやすい役ですのでぜひマスターしましょう!
チーする判断基準
一色に寄せる時に気をつけることがあります。それは鳴き方です。やみくもに全部鳴くのはおすすめしません。大切なことは「他者から満貫の可能性が十分に見えるように仕掛ける」ことです。たとえば満貫を目指していたものの、うまく手が進まず結果安め2000点高め3900点のホンイツテンパイになったとします。この時鳴きで晒している牌から打点が透けてしまうと無視され攻め返されやすくなります。
※あくまで東場点棒フラットの話ですので、3900点をあがることが重要な局面ではこの限りではありません。
・チーは123、456、789で仕掛ける(イッツーやチャンタの複合可能性を追わせる)
・オタ風ポンは他の部分で2役確定しないタイミングでは自重(役役トイツを持っていて他に雀頭候補がある場合、もしくは役牌トイツ+ドラ1で他に雀頭候補がある場合はOK)
今回の場合、1つめの123チーに該当するので鳴きます。4が出てきたら456で鳴きます。7はドラなので567で鳴いてもよいですが、字牌を絞られるリスクが高まると思うので、自分は1枚目はスルーするかもしれません。
+2ハンのうち、1つ目候補の中が重なりました!
2つめ候補の西が重なりました!西中の役役か7m引いて役ドラで満貫完成です。
上家からリーチが入りましたが、5sは打ち切りました。5sは切り順的にほぼ通ると思っていますが、さすがに2枚切れの白・發のほうがよかったと思います。
5mを重なりました。1mが現物ですが残しているのは、相手からの見え方を気にしています。
ホンイツの速度について
・他色の手出し … テンパイ率極低
・2~3枚切れ字牌 … テンパイ率低
・1枚切れ字牌 … テンパイ率中~高
・生牌字牌 … テンパイ率高
・同色の手出し … テンパイ率高
上の手牌でいうと、白や發を切っているうちはそんなにホンイツのテンパイに見えないけど、同色の手出しが入ると警戒度が高まりやすいということです。この盤面であれば、両脇からマンズが放たれる可能性はかなり低いのですが、1人相手ならばワンプッシュしてくる相手もいます。
西を鳴いてイーシャンテン。中を鳴くか、7m引きで満貫になりそうです。
ここでようやく1mをリリースし、安め3900高め7700のテンパイとなりました。
ツモ!20003900!
終わりに
いかがでしたでしょうか。配牌が悪いからといって諦めずに満貫を目指しているとたまにアガれます!
ホンイツは高打点を目指しながら、守備もできることが多く非常に素晴らしい手役です。今回は東場の例でしたが、南場のリード時でリーチを打ちたくない場面とかに適しています。
今回は第1ツモの前に鳴き判断がありましたが、配牌をとった瞬間に満貫ルートを思い描くことで迷わずチーをすることができました。準備が大切です。
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