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副腎疲労 原因と対策

こんにちは
栄養療法認定カウンセラーのつちやちあきです

前回、副腎疲労の症状についてまとめてみました
今回は副腎疲労について、その原因と対策について書いてみようと思います

前回、副腎疲労の原因は過剰なストレスだと書きました
ストレスというのは精神的なものから物理的な変化も含めて様々です
その中でも副腎疲労とは切っても切れない関係にあるのが血糖値の変化です

糖分は脳の主要なエネルギー源であり、太古にはなかなか手に入れることのできない重要な栄養源でした
そこで人間の身体は摂取した糖分はすぐに使えるように肝臓や筋肉にグリコーゲンとして蓄え、余った糖分はインシュリンを出し、飢餓状態に備えて脂肪細胞に蓄えておきます
身体から分泌されるホルモンの中で血糖値を下げるものはインシュリンのみです


ところが血糖値を上げるホルモンはコルチゾールをはじめアドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモンなど数種類あります
それは脳の主なエネルギー源が糖質なので、最低限の血糖値を維持しないと脳が機能停止し、それはすなわち生命の危機を意味するからです

この血糖値を上げるホルモンの中でもコルチゾールは副腎皮質から分泌されます
そして1日の中で起床前に最も分泌されて、夜にかけて分泌量が減ってくるように分泌量に日内変動があります

副腎に疲労が蓄積するとストレスに対応するようにコルチゾールの分泌量は増えます
この時、自覚症状はほとんどありません
むしろハイテンションになっている事もよくあります
ところがこの状態が長く続くとやがてコルチゾールの分泌量が下がってきます
そうすると朝が起きられなくなります
またコルチゾールの代わりにアドレナリンが分泌されるとイライラしたり、また手っ取り早く血糖値を上げるために甘い物への渇望がうまれます
コーヒーが欲しくなるのもカフェインでインシュリンの効きが悪くなることで、間接的に血糖値が上がるからです

このように血糖値のコントロールは副腎疲労から回復するために非常に重要な意味を持っています
血糖値が乱高下しないような食事の質と量そして摂取のタイミングが重要です
間違った糖質抜きダイエットや断食によって副腎疲労はかえって悪化します

また副腎疲労におすすめのサプリメントは断然ビタミンCです
実は副腎はビタミンC濃度が血中濃度の約150倍と、ビタミンC濃度が最も高い臓器なのです
濃度が高いということはそれだけ必要だということです
そのため副腎疲労からの回復のためにはビタミンCをサプリメントとして摂取されることをお勧めします
ちなみにビタミンCは摂取してから1時間ほどで血中濃度が上がり、4時間で尿から排出されて血中濃度も元に戻りますので、できれば1日3、4回、1000mgずつ摂るといいでしょう
また高濃度ビタミンC点滴をすると経口摂取よりも血中ビタミンC濃度が高くなり、より副腎疲労からの回復に効果的です

栄養療法カウンセリングでは副腎疲労をはじめ、クライアント様の不定愁訴の原因を取り除くための食事や生活習慣について提案させて頂きます
また現在の体調に適したサプリメントについてもアドバイスさせていただきます

栄養療法の個人カウンセリングを行なっています
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栄養療法は既存の標準治療を否定するものではありません
またカウンセラーの医療行為は法律で禁じられており、ご相談の上で治療が必要と思われる場合はお近くの認定医の先生をご紹介させて頂きます

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