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低血糖について

こんにちは、栄養療法カウンセラーのつちやちあきです

前回、副腎疲労の回で血糖コントロールの重要性について少し触れましたが、今回はもう少し詳しく書きたいと思います
前回と合わせて読んでいただいた方がわかりやすいと思います

高血糖というのは皆さんよくご存知のいわゆる糖尿病のことで先天性、後天性の原因によって血液中の糖の濃度が高い状態が続くことです

血液中の糖を細胞に取り込む役割を果たすホルモンであるインシュリンが出ない、出ても効きにくくなったなどの理由で血糖値が高い状態になります
この状態が長く続くと、血管が傷つき、将来的に心臓病、失明、腎不全、足の切断など深刻な事態が待っています

それでは血糖値が低ければ問題ないのでしょうか?
残念ながら、それほど単純ではありません
糖は脳の主要な栄養源なので、低血糖になるとふらつき、だるさ、眠気など深刻な病気とはいかないまでも、日常生活を送る上であまり好ましくない状態が続くことになります

多くの場合、この低血糖の原因はジェットコースター型の血糖値の変化です
つまり急激に血糖値が上昇するような食事の後に、血糖値を下げるためにインシュリンが大量に放出され、その結果血糖値が下がりすぎてしまうのです
健康な人がたまになる分には問題ありませんが、慢性的にジェットコースター型の食事をしていると、肝臓や筋肉で十分な糖をグリコーゲンとして備蓄出来なくなり、低血糖になりやすく、そして症状も重くなっていきます

糖は脳の主要な栄養源なので、血糖値を調節するために血糖値を上げるホルモンが複数存在します
サイロキシン、コルチゾール、アドレナリン、ノルアドレナリン、成長ホルモンなどです
この中でもコルチゾールが副腎皮質から分泌されており、副腎疲労と深く関わっていると前回述べましたが、コルチゾールの分泌が少なくなってくると糖分を摂ることで手っ取り早く低血糖を回避しようとします
そしてまた急激に血糖値が上がって下がるという悪循環を繰り返します

ところで睡眠時、低血糖になった場合はどうなるのでしょうか?

この場合、食べ物から糖を摂取できないので、身体中から色々なホルモンを出して血糖値を上げることになります
この時アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されると、興奮や緊張状態が身体におきます
そうすると悪夢、歯ぎしり、食いしばり、寝違え、肩こり、腰痛、寝ても疲れがとれないなどの症状があらわれます

夜間低血糖では一見全く血糖値とは関係のないように思える症状が多くあります
安眠ができないということは積もり積もってうつ病など深刻な病気に繋がります

副腎疲労と低血糖の状態はセットでやってくるので線引きが難しいのですが、低血糖症状からの回復にも、食事の管理、腸内環境ケアが重要になってきます

栄養療法カウンセリングでは低血糖、副腎疲労をはじめ、クライアント様の不定愁訴の原因を取り除くための食事や生活習慣について提案させて頂きます
また現在の体調に適したサプリメントについてもアドバイスさせていただきます

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栄養療法は既存の標準治療を否定するものではありません
またカウンセラーの医療行為は法律で禁じられており、ご相談の上で治療が必要と思われる場合はお近くの認定医の先生をご紹介させて頂きます

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