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慢性疲労とミトコンドリア機能不全

栄養療法認定カウンセラーのつちやちあきです

今回のテーマは慢性疲労を取り上げたいと思います

慢性疲労とは、通常の疲労と異なり、常に身体が怠く、疲労感があり、休日にたっぷり休養をとっても回復しない状態が長期で(主に6ヶ月以上)続くことです
同時に発熱、リンパ節腫大、咽頭痛などの感染症様症状、頭痛、筋肉痛、関節痛、脱力感などの膠原病様症状、睡眠障害、思考力低下、抑うつ、不安などの精神・神経症様症状などの多彩な症状も現れることがあります
病院では慢性疲労症候群と診断されることもあります

日常生活が著しく損なわれるほどの強い全身倦怠感、慢性的な疲労感がありますが、病院で検査を行っても目立った異常がない事も多く、効果的な治療薬もありません

この慢性疲労の原因はストレス、睡眠不足など様々考えられますが、栄養療法の観点ではミトコンドリアの機能不全が考えられます

いきなりミトコンドリア機能不全と言われても、なんでしょう?ということで、ミトコンドリアの基礎知識から説明します

ミトコンドリアは一つの真核生物の細胞に存在する細胞内小器官です
一つの細胞に約300個ほど存在し、分裂して増殖します

このミトコンドリアは好気呼吸やアポトーシス(細胞死)といった重要な機能を担っています
好気呼吸では細胞質内でおきる解糖系からミトコンドリア内で起きるTCA回路そして電子伝達系を経てATPを合成していきます

このATPは細胞内の基本通貨といってもよく、筋肉を動かしたり細胞内のシグナル伝達、能動輸送、発熱など幅広く利用されています

実は成人男子が1日分のエネルギーとして摂取した2000キロカロリーのうち、半分の1000キロカロリーがATPの合成に消費されます
これは重さに換算すると、およそ50kgにもなり、体重分ほどの量のATPを毎日合成していることになります
それだけATPは体内での重要な物質なのです

ATPの合成量が不足すると、身体のエネルギー切れがおきます
コレが倦怠感の正体です
ATPはあまりにも重要な物質で大量に必要とされているため、ATPをサプリメントとして摂取することはできません
そのためミトコンドリア機能を阻害している原因を取り除き、TCA回路を回すために必要な栄養素を補うことが重要です

次回はミトコンドリア機能を回復するためのポイントをお伝えしたいと思います

栄養療法カウンセリングではクライアント様のお身体の状態、ライフスタイルを総合的に判断して、食事の改善やサプリメントの提案について行っています

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栄養療法は既存の標準治療を否定するものではありません
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