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ガンと栄養療法

栄養療法認定カウンセラーのつちやちあきです

今回はガンを闘病していく上でとても重要な、食事について要点をまとめていきたいと思います

ガンを分子生物学的に定義するとすれば、「細胞の品質管理に失敗した状態」だと思います
細胞は本来無限に増殖する事はなくて、必要な分だけ分裂・増殖し、コピーに失敗したり傷付いた細胞はアポトーシスによって細胞死します
一つの細胞の分裂回数にも上限があります

このように身体の中で様々なメカニズムによるチェック機能によって、細胞の品質は保たれています

以前はガン細胞はその遺伝子に変異が入って無限に増殖するのが癌化の主な原因と考えられていましたが、現在ではそれに加えてアポトーシスを起こすミトコンドリアに異常があり、傷ついた細胞が排除されずにがん化することも重要な原因であると考えられています

ミトコンドリアの機能については慢性疲労のところで詳しく解説していますが、簡単にまとめると体内の基本通貨であるATP(アデノシン三リン酸)を産生することです
成人男性の摂取カロリー2000kcalのうち半分はATPの合成に使われるほど、体内で非常に重要な物質なのです

ガン細胞の最大の特徴はミトコンドリア機能が停止していることです
そのためガン細胞はエネルギー源として脂質が使えず、糖質しか利用できないのです
この点を活かして、ガン闘病中には正常細胞にはエネルギー源となる脂質(特にMCTオイル)を摂って、糖質を制限する食事方法が推奨されます

栄養療法として加えるならMCTオイルを使ってミトコンドリア内のTCA回路を効率よく回すためのサプリメントも同時にお勧めします

また免疫力を高めるために、食事を整え、プロバイオティクスをサプリメントで補給する、腸内環境を荒らすグルテンを摂らないなど、腸内環境を整えることも重要です
成長期では胸腺が主に免疫を担っていますが、成人では約7割の免疫活動を腸が担っています
そのため腸内環境を整えるのは避けて通れません

また血中ビタミンD濃度が低くなると、免疫力が落ちることも分かっています

ガンと栄養療法ついて書こうと思ったのは、先日知り合いのガン患者様が栄養療法のセッションを受けてくださって、その時に気付いた事をnoteの記事にしても良いと仰ってくださったからでして、より多くのガン患者様に栄養療法と食事の重要性について知って頂きたかったからです

実はガン患者様の死因の7割以上はガンが直接の原因ではなく、ガンによって身体の栄養状態が悪化する事で他の感染症に罹りやすくなる事が原因です
ガン治療中は手術、抗がん剤治療、放射線治療、ホリスティック治療などどの治療を選択するにしても食事を整え、栄養状態を維持する事が大切です
栄養療法では最先端のガン治療を導入しているドクターに講師となっていただいて、ガン患者様への栄養指導にもチカラを入れております

先日ガン患者様とセッションをしていて感じたのは、ご本人様が納得して治療も食事も選択していく事が大切だ、と言う事です
巷に溢れるガンにとって良い食材、食事の情報をどう取捨選択するのかは、専門外の方には難しいと思います
その橋渡しをする事も大切な仕事だとしみじみと感じた時間でした

栄養療法カウンセリングではクライアント様のお身体の状態、ライフスタイルを総合的に判断して、食事の改善やサプリメントの提案について行っています

栄養療法の個人カウンセリングを行なっています
オンラインでも対応しております
2021年8月までのキャンペーン価格として初回2時間1万円のところ、6000円でセッションを行なっております
ご興味のある方はコメントからご連絡ください
今のご自身の症状が栄養療法の対象になるかも、一度お問い合わせください


栄養療法は既存の標準治療を否定するものではありません
またカウンセラーの医療行為は法律で禁じられており、ご相談の上で治療が必要と思われる場合はお近くの認定医の先生をご紹介させて頂きます

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