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うつと栄養療法

栄養療法認定カウンセラーのつちやちあきです

今回は私が栄養療法に取り組むきっかけになった自分自身のうつ抜けについて書こうと思います
ここまで副腎疲労や慢性疲労について書いてきたのも、精神疾患と栄養療法について書くためでした
というのも、私がうつ病から完全に回復するためには、精神的な癒しのアプローチと共に、栄養療法的視点での身体の立て直しが必要不可欠だったからです

うつ病と栄養療法はとても興味深い分野で、うつ病は脳の生化学的な状態から5つに分類することができるのですが、それについてはまた別の機会に書く事にして、今回は私の体験談になります

ここまでの記事のおさらいですが、

副腎疲労の典型的な症状は

朝起きるのがつらい、寝ても疲れがとれない
甘いものや塩分、カフェインに渇望がある
元気が出ず、だるい
今までできていた事が出来なくなってきた
ぼーっとすることが多い、集中力が低下した
性への興味が低下している、性欲がない
ストレスにうまく対処できない
小さな事が気になって仕方がない
風邪を引きやすい、罹っても治りにくい
ケガや虫刺されの跡が治りにくい
気持ちが落ち込む
PMS(月経前症候群)が悪化した
甘いものを食べると元気になるが、その後だるくなる
食事後、我慢出来ないほどの眠気に襲われる
(特に昼食後)
午後の遅い時間になると少しずつ元気になってくる

慢性疲労は

通常の疲労と異なり、常に身体が怠く、疲労感があり、休日にたっぷり休養をとっても回復しない状態が長期で(主に6ヶ月以上)続く

になります

お気付きでしょうか?

これらの症状はうつ病患者の主訴とほとんど同じです
つまり副腎疲労と慢性疲労がある場合、心がどれだけ健全であっても、うつ病によく似た症状に陥ることになります
私もほぼ全ての項目に当てはまりました

もちろんこれだけの疲労が溜まるという事は、そもそも仕事や日常生活、人間関係にストレスがあって、それが根底にあることは容易に想像できます

でも同じ状況にあっても一般的にストレスに強い人、弱い人は存在します

私もまだ会社を休職せずに心療内科に通院中、カウンセラーや職場の方から、
「そんなに気を遣わなくていいんじゃない?」
「気にし過ぎじゃない?」
「もっとポジティブに物事を捉えたら?」
といったような言葉をもらいました

もちろんアドバイスをくれた方は親切で言ってくれているのはわかります
でもそれは分かっているけど出来ないのであって、それが出来ればこんな苦労はしてないと思っていました

色々な自己啓発書や心理学の本を読んでも、どんどん自分が否定されていくようで、かえって心苦しかった事を思い出します

こんな弱い自分がいけないんだと

結局、うつ病で退職後、半年ぐらいは1日20時間近く寝ていて、その後も寝たり起きたりの生活が1年近く続いていた私の転機は、ホロスセラピー(波動療法)と針治療でした

元々、よく利用していた自然食品店に併設されている診療所で気にはなっていたのですが、どうも踏み出せなくて…
でも心療内科でこのままずっと薬を飲み続けることになる、という話が主治医からあって、それは絶対に嫌だと思って藁にもすがる思いで治療を受ける事にしました

そこで今の自分に足りない栄養として亜鉛とマグネシウムのサプリを勧められて、飲み始めました
栄養療法を勉強すればすぐわかるのですが、亜鉛とマグネシウムは体内でそれぞれ350、250種近くの酵素の補因子です
これらが足りないと酵素活性が落ちてしまうのです

サプリメントは処方薬と違ってすぐに効果が現れるものではありませんが、2ヶ月ほどして少しずつ起きている時間が長くなってきました
(その間針治療も行っています)
体調も良くなってきて、耳鳴りや偏頭痛、気圧変化(雨の前が辛い)に対しても、過度に反応することがなくなってきました
そうなると精神面でも、言葉では上手く言い表せないのですが、ヤル気というか、何か新しい事をやってみようという気持ちがするのです
余裕が出てきたといった感じです

そこで色々なご縁があって、NVC(Non-Violent Communication)やIFS(内的家族療法)、ファミリーコンステレーションそして栄養療法に出会って、精神面、身体面から自分の癒しの旅を歩くことになるのですが、きっかけは亜鉛とマグネシウムのサプリメントでした

実際、この時の血液検査のデータが残っているのですが、亜鉛とマグネシウムを取り始めてから酵素活性の指標が改善しているのです

ですので、もしこの記事を読んだ貴方がうつ病だったり、家族や友人にうつ病の方がいるとしたら、こんな身体側からのアプローチもあるよと知って欲しいのです

考え方や受け止め方を変えるのは容易なことではありません
でもサプリメントを摂る、食事を少し変えるだけで、今の負のスパイラルから抜け出すことが出来るかもしれません
家族にそっとそういった食事を提供するのも、あれこれ声をかけるよりお互い気が楽じゃないでしょうか?

私は20代、30代、40代と3度のうつを経験してきました
同じ経験をしてきた者として、1人でも多くのうつ病の方に栄養療法を勧めていきたいと思っています

栄養療法カウンセリングではクライアント様のお身体の状態、ライフスタイルを総合的に判断して、食事の改善やサプリメントの提案について行っています

栄養療法の個人カウンセリングを行なっています
オンラインでも対応しております
2021年8月までのキャンペーン価格として初回2時間1万円のところ、6000円でセッションを行なっております
ご興味のある方はコメントからご連絡ください
今のご自身の症状が栄養療法の対象になるかも、一度お問い合わせください


栄養療法は既存の標準治療を否定するものではありません
またカウンセラーの医療行為は法律で禁じられており、ご相談の上で治療が必要と思われる場合はお近くの認定医の先生をご紹介させて頂きます

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