「すべては内に」
娘が学校から帰って来て、急に大きな声で泣き出しました。
あまり泣かないんです。
1歳になる前の言葉を話さない時から教えてもいないのにゼスチャーで欲しいものを伝えて来る、泣かなくても人に伝える方法を知っている。そんな感じでした。
それが、大泣き。
直ぐに引っ越ししたい。
学校に行きたくない。
なりたかった班長に数日前になって、
はじめての班長会議の様子を嬉々として話していたのに。
理由を聞くと
女の子の三角関係。
何度聞いても女の子の三角関係はよくわかりません。
とにかく、好きだった女の子に裏切られたって泣いていました。
娘「学校に行きたくない。」
私「行かないのね---、遊びに行こ---。」
娘「明日の遠足は行く。」
私「ふーん。」
娘「一人ぼっちになりたくない。」
傷ついている様子。
目の前の人から傷つけられるような事言われた時って
目の前の人が愛が欲しいって言ってるんだよ。
かのんは愛が満たんの存在なのに
欲しいならどんどんあげたら良い。
嵐好きでしょ?
嵐はファンに愛をちょうだいって言ってないよね。
いつも、君の事を守るとか
どこでも君を見つけるとか
いつも君を愛しているとか歌ってるでしょ?
かのんも同じ存在なんだよ。
そうしてあげたらいいよ。
って、話しました。
すると、そっか!だから嵐は大人気なんだ。
愛をどんどん渡すから大人気なんだ。
やってみる。
と話していました。
次の日、毎朝迎えに来てくれる〇〇ちゃんとは
まだ向き合う準備が出来ないみたいで
先に一人で走って学校へ向かいました。
そして、その夜。
娘「手紙を書いてみようと思う。」
私「なんて書くの?」
娘「〇〇ちゃんは、わたしと△△ちゃんとどっちを選ぶの?どっちでも良いんだよ?って書く」
私「ほんとに?ほんとにそれが〇〇ちゃんに言いたい事?」
娘「うん。」
私「本当は何て言いたいの?」
娘「本当に大好きって言いたい。」
私「じゃあ、そう書いたら良いよ。
でもどっちを選ぶとか書きたい気持ちがあったら書いたら良いんじゃない?」
すると、娘は2通手紙を書いていました。
一通目は悲しかったこと、辛かったこと、泣いた事、言っちゃだめって言われたのにお母さんに言っちゃったこと。
二通目は〇〇ちゃんの事がどんな風にどれだけ大好きかってこと。
二通目の手紙だけ読んで聞かせてくれました。嵐みたいじゃない?って。
そうだね、嵐みたいだねって話した後、
一通目の手紙は私に見せずにはさみでどんどん切り出したんです。
ざくざくに。
ごみ箱に封筒が捨ててあったものを拾い、その中にざくざくに切った紙の破片を入れてまた封筒をごみ箱に戻しました。
あー、すっきりした!
もう泣きたい気持ちも、悲しい気持ちもない!
その手法あるんだよ。聞いたことないよねかのんは。
よく心を扱う人が言ったり書いたりしているよ。
それ、自分で思いついたの?
そう、これ凄くすっきりする。
これからこうすればいいんだ!
娘は自分で解決方法を見つけて、自分で自分と折り合いをつけた。
自分の中にしか、
自分の方法でしか癒せないことがある。
今朝、家にある日めくりカレンダーの昨日のメッセージをみて、
これ昨日のわたし!って持ってきました。
それには
「自分にいろいろなものを抱える事は苦しみのもとです。」
と書かれていました。
そして今日の朝のひめくりカレンダーを見て、この通りだよね!って。
「生きる事は楽しく喜びと希望に満ちています。すべては神からの贈り物です。」
この通りだよねーーー!って。
って言いながらいつも通りに目をきらきらさせて学校に行きました。
手紙を二通書く。
一通目は消しちゃいたい事
二通目は伝えたい事
そして、消しちゃいたい事を書いた手紙を
ざくざく切って人に見られないようにして捨てる。
娘「この方法の手紙を書きやすい紙があったら売れるよね?」
ここだけはわたしの血が入ってる。。。。
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