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いつもPremiere Proを使用している私がFilmoraを使って動画編集してみて気づいたこと

こんにちは。
お立ち寄りありがとうございます。

フリーランスで動画編集をしています。
いつもはAdobe社 Premiere Proや、Tiktok動画にはCupcutを利用して編集していますが、今回は縁あってWondershare社 Filmoraというソフトを使用させてもらいました。
そこで使い勝手や違いなど感想を勝手に書いてみました。

Filmora スタート画面

Wondershare社は中国の会社で、そこで出しているFilmora(フィモーラと読みます)は動画編集に特化したソフトです。豊富なフィルムストックとエフェクト、テンプレート、その上BGMや効果音も標準完備しています。

作業をしてみて個人的にはCapcutとPremiere Proの中間の位置になると感じました。
Capcut < Filmora < Premiere Pro
この順番でできることが増えていくイメージです。

エフェクトやサウンドなどはあらかじめ多数ストックされているので、外部サイトへ探しに行く必要はありません。

いろいろ機能が揃っているのに、動作が軽いのです。
スペックの低いPCでも難なく作業できる!(最低限のスペックは必要ですが)
実際32GBと16GBのPCで比較しても大差なく作業できました。

「大げさな動画編集の必要はないし、動画編集のためにPC買うのもな~」という方にはとってもお勧めのソフトです。

では、もう少し内容を深堀&比べてみます。

1.基本的な編集作業について

Filmora作業画面

 「直感的に作業ができる」ことを売りにしているので、作業がより分かりやすいデザインになっています。
PremiereProに比べるとメニューが少ないですが、特化されている機能でも十分に作業できます。
もちろんショートカットキーもありますし、カスタム変更できるので普段お使いのソフトと同じ位置にショートカットを作成することもできます。

シーケンス内VideoとSoundのトラックはそれぞれ100まで使えるようになっているらしいです。(実際には使わないでしょうが)
データの出し入れは基本クリック&ドラックで可能です。PremiereProと比べてメニューやがパネルの数が少ない分、画面が大きく見やすい。
ただ、現在は使用する素材が増えたときにファイルの整理がしにくいと思われます。今後期待したいです。

複数のシーケンスを出すことはできません。
1つの作業につき1シーケンスしかなくて、前に作ったものからコピペしたい時は面倒です。
またシーケンス同士を組み合わせた作業もできません。
マルチカメラのシーケンス作成はできないため、手作業となりますね。

2.素材について

先にも述べた通り、有料版では
・ストックメディア(Unsplash, Giphy, Pixabay, Pexel)
・Filmstock スタンダード
・NewBlue FX
・Boris FX
が利用できるようになっています。
無料版でも使える素材は結構あります。
ちょっとここに素材を差し込みたいという時にはとても便利。

私が一番便利だなと思ったのはエフェクトです。
いつもちょうどよいエフェクトを外部から探すのに時間がかかります。
サイト探して、ちょうどよいキーワードを探して(これが難しい)、出てきたものから妥当なものを探す。
時間かかりすぎてそのうち「どういうの探しているんだっけ!?」なんてことも私はザラです。

そして同じようにBGMや効果音もワンクリックで探せます。
普段使いたい効果音は大体入っているようなので、仕事がはかどること間違いなしですね。

もちろんココにはない、自分で探してきた素材も使えます。

3.文字入力について

通常の文字入力とは別に、エフェクト付きのテンプレートがあります。
Capcutにも同じようなものがあるので、Capcutに慣れている方には使いやすいかもしれません。

字幕や吹き出しのテンプレートのほかにも、タイトルやオープニング&エンディングなど効果音が入った幅広いテンプレートが用意されています。
テーマ別に分けられているので探しやすいのですが、多いので探すのにうれしい悲鳴かもしれません。

ちなみに通常の文字入力以外にも、エフェクト付きの文字も用意されています。文字の色、アウトラインの色と太さ、シャドウだったり光彩がすでにセットになってるパターンです。
これをワンクリックで選べます。
Cupcutでもこれは有るのですが、細かい設定はできない。Filmoraはこの細かい設定も可能です。至れり尽くせりとはこのこと!

できないのは、自分の作りたいアニメーションを入れられないこと。
アニメーション自体はありますが、あらかじめ設定されている物からの選択と時間と最終の位置大きさの変更のみです。
この時間一旦止めてそのあと再スタート、というような細かい設定はできません。また同時に複数のアニメーションは使えません。

4.出力について

作業の中で一番ありがたく感じたのがこの出力作業。
あっという間に終わります。
あまりにも早くて、本当に保存されているのかと心配になるほど。
そして、データを共有させたい時は「プロジェクトのアーカイブ」で使用した全データをまとめることもできます。これも作業時間が早いです。

まとめ

基本的な作業は簡単にできます。
簡単にできるようなシステムになっています。
が、複雑な編集の場合には余計に時間がかかる、という感じです。

エフェクトはうれしいことに多すぎて探すのに時間かかるのが難点と言えば難点ですが、お気に入り等で管理することができるので、2回目以降に使用するのが楽になります。
7日間の体験後の有料版を購入という形になるのですが(これはどのソフトも同じですね)、有料版はAdobeCCに比べ7分の1の価格からスタートできます。(無料のまま作業することもできますが、出力にすかしが入ります。)

感想としては安価で動画編集をしたい、本格的なものは必要ない、動画編集をしたことないから不安、といった方にはとても向いていると思いますよ。
サンプル動画作成してみました。

https://youtu.be/SV65hpLMIMo



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