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子供に「勉強しなさい」と言っている本人は勉強していない

「早くお着替えをしなさい!!」

 朝、時間に追われている時に、毎回息子に言ってしまう言葉だ。

早く、着替えろと命令されるのは、4歳の息子でもうんざりする言葉だと思う。
それでも、私は月に1,2回はこの言葉をうっかり言ってしまう・・・

 
 子供に命令口調で言ってしまった後は
 実母のことを思い出す。

「早く勉強しなさい!友達の○○ちゃんは有名高校へ言ったのに!
あなたはこんな高校しか入れなくて・・・
今からでも、勉強して看護師になりなさいね!!」

結婚後、我が家へ来てくれた母に衝撃的な言葉を言われた。

「キッチンはいつも綺麗にしておきなさいよ。口に入るものを扱うんだからね、病気になるよ」

(・・・・?)

実家の冷蔵庫の中にはいつも
カビた林檎やトマトが入っている。
他には、1週間賞味期限がきれた肉が
緑色に変色して冷蔵庫に眠っている・・・

人間、驚きすぎると言葉がでないようだ。

 

自分ができていない事を人に命令しても、説得力のかけらもない

自分の冷蔵庫の中は、カビたフルーツを平気で入れている人間が
娘にキッチンは、いっもキッチンとしなさい!

と言ったところで何も響く訳がない。

むしろ、子供に心のなかで
「何いってるのこの人・・・」と
心のなかで馬鹿にされて終了だ。

若い頃は、言われたことに対して
「ママははできていないのに!!」
とよく言い返したものだ。

最近では、母親に何を言われても、何一つ言い返すことはない。
心のなかで
(また始まった)
と思い
ギャーギャー言っている言葉に対して
右から左へ流すだけなのだ。


 自分がまずは勉強をする

「勉強しなさい」「勉強したの?」
という親は、多いように感じる。

そもそも、「勉強しなさい」といった所で、勉強するのだろうか?

またイヤイヤ勉強をしたところで、身につくのだろうか?

【私の母目線】で考えると
自分は勉強せず
今苦労しているから子供にはそんな思いをさせまい。
という思いがあるのかもしれない。


看護師になって欲しい・・・
親戚の人に自慢したい・・・
という自分の願望が
少しは混じっているはずだ。

これは、本当に私の個人的な考えだが

親自身が
何かに挑戦したり、学び続けていたら
子供も自然と学ぶようになると思う。

仕事が忙しいから・・・
もう40歳過ぎだし・・・
と言い訳をせずに

親自身が、常に挑戦し続け
学ぶ、ということが
大切なのではないだろうか。
それは、「大学へ行く」とか「看護師免許」を取得する
という大きなことでなくてもいい。

平日はTVを見ているけれど・・・
日曜日は読書の時間を作る
だけでもいいと思う。

私は、30になっても、40になっても
常に学び続ける母でありたいと思う。












 



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