【小説】俺たちのあおはるストーリー ’s 逸話 1
あ…。
寝ちゃって…た?
意識が浮上して来て、でもまだ瞼が開けられるほどではなくて…。
手のひらの下の熱を感じる。
さっきまでの行為に、この手のひらの下の熱の主と目が合ってしまった時のことを考える。
起きてる?それとも寝てる?
僕たち、しちゃった…んだよな。
セックス。
意識が下半身にいく。わずかに違和感があるような、ないような…。
どんな顔すればいい?どんな顔される?
何話せばいい?
あー、なんか僕、変な声出ちゃってたような気がする。
うわ!めっちゃ、恥ずい。
どうしよう?