見出し画像

尊いあゆみの話

ずっと書きたいと思っていた、+81 DANCE STUDIOのお話。

この、胸が高まるTeaserからスタートし、今もなお最新の「最高」を更新し続けている企画。今回は、この企画と、「繋ぐ」をテーマに書いてみようと思う。

「カバー」をすること

ジャニーズって、超かっこいい曲、めっちゃ多いなあ。
と、感じたのは、Travis Japanを好きになってからだったと思う。それは、彼らがまだデビューをしていないJr.のグループだからこそ。彼らに出会うまでは、既にデビューをして自前の曲をたくさん持っているグループを応援していたこともあって、他のグループの曲を聴く機会がほとんどなかった。でもTravis Japanのライブは、基本的に他のグループが過去に出した曲からのカバー。ジャニーズ歴が浅いので、知らない曲がほとんどだけれども、新しい曲と出会えるのは純粋に楽しい。(願わくばサブスクをやって欲しい)
個人的に、私はカバーがすごく好き。ジャニーズの畑に来る前は、ハロプロの超ライトな在宅をやっていたのだけど、ハロプロ、特にモーニング娘。は卒業と加入を繰り返し続けるグループなので、年単位で過去の曲をカバーし続けている。それがまたとても良い。どの歌割りが誰にいくのか。どんなタイミングで歌われた曲だったのか。「カバー」を巡って沸き起こるいわゆる「エモい」感情でいっぱいになる。
「カバー」が持つ面白さ、醍醐味ってなんだろうか。同じ事務所内であればそれこそ歌割りや、曲にまつわるエピソードとか。色々あると思うけれど、一つ役割をあげるとするならば、それは「歌い継ぐ」ことなのかな、と私は考えている。

ジャズスタンダード

ところで、私はジャズをやっている。本当に素人に毛が生えたような、末端アマチュアピアニストだけれども。ジャズには、いわゆる「ジャズスタンダード」と呼ばれるものがあって、まあ簡単に言えば、ライブやセッションの場でよく演奏される曲集のこと。有名どころでいえば、なんだろう。「My favorite things」なんかは、よく耳にしたことがあると思う。とりあえず私の好きなジョン・コルトレーンを置いておく。

元々サウンドオブミュージックの曲だということは多くの人が知るところだと思う。当然、ジャズスタンダードと最初から呼ばれていたわけではない。きっとどこかの誰かがジャズを演奏する場でこれを披露して、みんな演奏するようになって、ある程度コードやメロディが一般化されて、要はアレンジが加わったカバーを繰り返すことで、後天的に「スタンダード」になったんだと思う。ちなみに、上原ひろみなんかはまた全く違うアプローチで演奏している。(7拍子)

+81 DANCE STUDIO

話をここに戻そうと思う。
何が言いたいかというと。この+81 DANCE STUDIOと、ある音楽がジャズスタンダードになっていく過程は、結構似ている側面があるかもなあ、と思ったりしてる。
ジャズは、元の曲に音楽的アレンジが加えられながらセッションの場で、ライブの場で、そして録音の場で演奏され、残されてきた。
+81 DANCE STUDIOでも、ダンスという、演者視点でいえば動作的な、見る人視点で言えば視覚的なアレンジを加えて、映像作品として残している。クラシックとして再発掘するだけではない面白さが、そこにはあるんじゃないかと思う。
特に、アレンジが事前に決められ、一つの完成物として作り上げていく過程は、私が今やっている、ビッグバンドジャズというものへの近さを感じる。セッションの場で演奏されるジャズとは違って、ビッグバンドには決められたアレンジがある。素晴らしい名アレンジャーたちがアレンジを加え、そしてプレイヤーたちによって演奏されるのがビッグバンドジャズだ。

+81 DANCE STUDIOでも、素晴らしいコレオグラファーたちがダンスというアレンジを加え、素晴らしいプレイヤーたちであるTravis Japanによって、素晴らしい作品たちが作り上げられている。
いずれ、「ジャニーズスタンダード」と呼ばれるものが出来るのかどうか分からないけれど、自分たちが良いと思ったものを、自分たちが一番素敵に表現出来る形で「繋ぐ」その行為自体が、とても尊いあゆみだと思うし、それをリアルタイムで見れていることは幸せだと思う。

#推し語りワードパレット  「繋ぐ」
※ワードパレット、ご自由にお使いください。

今回の記事は、この記事の有言実行をするために書きました。ワードパレット全て埋まったときに、胸を張って「担当」と名乗ることが目標。