機(はた)

遅ればせながら、劇団なかゆびに加入しました。
「名前がかっこいい」→ひらがなはかっこよくない
「女子はインナーカラーを入れている」→就活用の黒髪はインナーカラーのイの字もない
などと冗談で言っていた加入条件には全く当てはまりませんが、

「留 という字に縁がある」
というのも冗談ですが実は満たしていたりして、(留学経験)
改めて、宜しくお願いいたします。




(いつもの感じに戻ります)




開催前に語っていた、私にとっての全国学生演劇祭はこうだった。

http://www.intvw.net/yoshioka_chihiro.html

「集大成」

ではなく、団体の皆さんのアンケートを読んだり、様々な部署(・業界)の方の話を聞いて、いま学生演劇祭のあるべき姿について見直している。

ロームシアター京都で上演できる機会、各地のお客さまに見てもらえる機会、全国各地の団体と交流できる機会は確かにない。
月並みかもしれないが、それらを大きな魅力として語ってきた。
それでもやはり「きっかけ」を作ることしか実行委員会にはできなかった。



うん……?




「きっかけ」という言葉で目が醒める。

初めての場所で上演できる
各地のお客さまに見てもらえる
全国各地の団体と交流できる

それで終わりではなく、始まること。広がること。これからもつながりが続いていくこと。
実行委員会は「きっかけ」を作ることができるじゃないか。

つまりは、京都学生演劇祭・全国学生演劇祭で学んだことを、他に生かすこと。それが最終目的なのではないだろうか。
実は、私の目前にある「他」こそがなかゆびなのに、何も活用できていないのが悔しくてこんな時間にnoteを開いた。



ここまでざっと勢いで書いたのを落ち着かせようと、なぜか履歴書の後ろに入っていた企画書を久しぶりに見る。あ、コンセプトメッセージってパンフレットに入ってなかったか、という今さらの気づきと、駄文が掲載されなかったことへの安堵を捨てて、当時の文章をそのまま載せる。


第3回全国学生演劇祭開催にあたって実行委員で議論し、一つのコンセプトを定めました。 「学生演劇が織り成すつながり」
縦糸と横糸を組み合わせて、ひとつの作品を生み出す。今年は全国学生演劇祭がその手助けとなるよう願いを込めて、そう名付けました。
横糸には、同世代のつながりを。
全国各地で行われている学生演劇祭から、同世代に生きながら出会うはずのなかった学生たちが、同じ舞台に立つ。ひとつひとつ色の違う紡ぎ糸が交わることで、それぞれがそれぞれの魅力をさらに磨いていく。
もう一つの縦糸には、世代を超えたつながりを。
これからも演劇に関わる人、今は演劇から離れてしまった人、「演劇」と様々な距離感をもつ様々な世代の人が同じ時間を分かち合う。
横糸と縦糸を組み合わせるための、機(はた)となる。第3回全国学生演劇祭は、8つの地域(札幌・東北・東京・名古屋・京都・大阪・四国・福岡)より10組の学生劇団を迎えて、地域・世代を超えた様々な人々のつながりを生み出していきます。


横糸と縦糸を織り成す、「機(はた)」となる。

機会をつくるために、きっかけになるために動いていたことを、忘れていた。

こうして原点に立ち返ることで、私は生きていく。あんなに悩んでいることは寝たら忘れるし、明日は必ずやってくる。(寝るだけでは何も解決しないけれど)

機として学生演劇祭を利用してもらえるような環境づくりを課題に、総括文を進めます。


それはそうと、全国学生演劇祭閉幕となかゆび加入ツイートが同じくらい(過去最高45いいね)の反響なのは、どういうことか。

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