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『LiquidText』と『MarginNote 』で、縦書き自炊PDFを読むを検討しています・・ iPad 12.9インチ

『LiquidText』は、PRO(iPad版のみ)3,680円(once)
と『LiquidText LIVE』(サブスク)フルセットがあります。

『MarginNote』には、『MarginNote 2 PRO』610円(once)と『MarginNote 3』1600円(once)フルセットがあります。
OCR PROというサブスクもあります。

アプリを選ぶとき、まず機能をみていきます。
おおよそ、想定している使用目的に合わせて、機能をみていくと効率的です。
もっとも機能チェックの段階で、使用目的が妄想的に拡大していくことも多々あります。【うん、ほんまやで】


『LiquidText』PRO版にすると無料版+できること

1 ドキュメント、ノート、抜粋、ワークスペースなど、どこでも自由に描けます。丸で囲むだけで抜粋を作成できます。
2 異なる文書からの抜粋を一つのワークスペースに集め、文書を横断的に検索し、並行して文書を比較することができます。抜粋、メモ、ハイライトにタグを追加し、タグで検索することができます。
3 ペンやマウスを使ってページ間、ノート間、あるいは文書間に線を引くだけで、それらの間にライブのインクリンクが作成され、接続が失われることはありません。ほとんど手間がかからず、驚くほどフレキシブルです。
この3点がPRO版で追加されます。

『LiquidText』には、『LIVE』というサブスクがあります。
これがフルバージョンです。
残念ながら「OCR」機能は『LIVE』(サブスク)だけです。
どうにも相変わらずのサブスク嫌いでして、『LIVE』は見送ります。

ということで『LiquidText』PRO有料版への検討の重点は
1 OCRはあきらめて(相変わらずのサブスク嫌いで・・・)
2 「ドキュメント、ノート、抜粋、ワークスペースなど、どこでも自由に描けます」・・・あたりまえのようですが、『MarginNote』では出来ないようです【シランケド】
3 「異なる文書からの抜粋を一つのワークスペースに集め」は『MarginNote 2』(無料版)でもできます。
4 「ペンやマウスを使ってページ間、ノート間、あるいは文書間に線を引くだけで、それらの間にライブのインクリンクが作成され、接続が失われることはありません」・・解説ビデオをみるとスゲ・・で

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資料を効率よく読むために・・『LiquidText PRO』

無料版で、「自炊PDFの資料を読む」を目的に全編444ページの自炊PDFを読んでいます。
とにかくシンプルでスィスィ読めて、「切り抜き」もストレスなくできます。
「切り抜き」チップの並べ替えや表示サイズの変更もOKです。
小さくすると「切り抜き」の文字は読めませんが、ドンドン読む進めるためには致し方ない!

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無料版でできる「抜粋」、無料版ではドキュメントは一冊のみ

これをPRO版にすると「ドキュメント、ノート、抜粋、ワークスペースなど、どこでも自由に描けます」の機能が追加されれば、さらに効率は上がるでしょう。
この一点だけでもPRO版への移行検討に値します。
さらに、一冊の「ノート」でドキュメントが複数(何冊でも)参照でき、
インクリンクができます。

『LiquidText』のOCRについて

透明テキスト(OCR)のついている自炊PDFは以下の写真のようになります。

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ただし、透明テキストの選択が、なかなかうまくいきません。

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こんな感じで、選択できるのですが・・・欲しい部分まで絞り込むのが一苦労です。(無料版での実験です)

自炊PDFの大半は、透明テキスト(OCR)なしでスキャンしてありますから、
『LIVE』のOCRは欲しいところですが、相変わらずのサブスク嫌いで・・・
あきらめました。

『MarginNote 2』(無料版)と『PRO』(610円)の違い

App storeの説明は同じで違いがよくわかりません。

『MarginNote 2』のホームの右下の「・・その他」
「プロにアップグレード』をクリックすると、PRO版の内容がでてきます。

プロにアップグレード                閉じる
オプション #1:フルバージョンへのアプリ内アップグレード (Pro
バージョン)(¥610)
● ハイライト数/ノート数の制限を取り除く
● 無制限のエクスポート (Evernote / Anki / OmniOutliner /
MindManager | PDF)

ということで、ノート数に制限があるようです。

どうりで、あとの機能は全部使えます。たとえば、2台のiPadは同期します。

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『MarginNote 3』へアップグレードするのであれば、『MarginNote 2 PRO』は飛ばしてもいいようです。

『MarginNote 3』の注目点は、「OCR」です。
これだけのために無料版から『MarginNote 3』へのアップグレードはありだと思います。
でも、価格帯がわかりにくく、1600円(once)とサブスクがあります。このサブスクは、『OCR PRO』とあり、Onceとサブスクの違いがOCRのようです。

しかし、このOCR・・たて書き資料ではこんな・・現象が!

OCRが読み込んでいく行が・・・
たて書きで3行あった場合、右上から下へよみ、左隣の行に移り、最左にある行を読み下して読了となります。

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このOCRは、横書き用なのでしょうね・・・・・
先程のたて書き3行の例では、このOCRは、最初に最左の行を読み下し、右隣の行に移り、最右の行を読み下します。
語句や一行ものの場合は、実力を発揮しますが、多行では役に立ちません。ただしこれはたて書きのケースです。(14日間のフルバージョン使用期間の結果です)

横書きの自炊PDFの場合は大いに実力を発揮するでしょう(まだ、やってないので・・無責任な発言です)

『MarginNote 3』は、14日間のフリートライアルがあります、
せっかくですから試してみて、気にいらなければ、『MarginNote 2 PRO』という選択肢もでてきます。

まとめ

よく似たアプリですが、『LiquidText』はビジネス用に、
『MarginNote 』は、学習用にと重点の置き方が違うようです。

『LiquidText』、『MarginNote 』ともに無料版で試し、
『MarginNote 3』は、14日間のフリートライアルも試しました。

想定している作業内容が、
1  大雑把にすでに作ってあるプロットに
2 数冊の自炊PDFから肉付けしていく

このような作業内容なら、『MarginNote 』の無料版でできます。
ただし、「ハイライト数/ノート数の制限」がどれほどかわかりませんので
途中で行き詰まる可能性は十分あります。
複数ドキュメントの読み込みはできます。アウトラインとマインドマップ同時も。
ノートにテキスト入力はできます。
しかし手書きメモが「ドキュメント」の方にはできるのですが、「ノート」の方にはできません。したがってドキュメントの方で手書きし、完了するとノートの方にも表示されます。(これは不便)

『LiquidText』無料版では、複数ドキュメントの読み込みはできません。
手書きもテキスト入力もできません。
ひたすら「抜粋」をノートにだけです。「抜粋」どうしを紐付けできます。

『LiquidText』、『MarginNote 』ともに「抜粋」の縮小・拡大や「ノート」の縮小・拡大、無限大の広がりは実感できます。

最終目的は、自炊PDF資料読むことにあります。
とすると、シンプルな『LiquidText』の方がスイスイ読むには向いているようです。【シランケド】


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