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コテンと眠るための読書・・・超長篇小説が最適か? 古典(コテン)名作篇

超長篇小説は、ぼつぼつ(ちまちま)、睡眠薬代わりに読んできました。
吉川英治の「鳴門秘帖」、「宮本武蔵」、「新・平家物語」や『私本太平記』これも長かった・・・数々の作家の『三国志』、『水滸伝』・・・北方『水滸伝』は未だ中折れ状態・・・【うん、ほんまやで】

読書の目的が「読み切る」ことでなく「コテンと眠る」ためですから、睡眠に相応しくないストーリー展開になってくると未練なく本を置き、他の小説に切り替えて「睡眠誘導」を待ちます。

このような事態に備えて、以前記事にしたように、小説の舞台を「日本の時代小説」「中国の時代小説」「現代物で外国を舞台にしているもの」「日本を舞台」と毛色の違う小説を用意しています。
が、・・・・・最近、趣向を変えました。

江戸時代を舞台にした小説の平行読み・・・

今までストーリーがこんがらがってややこしくなるので、極力させけきました。【うん、ほんまやで】
ずいぶん前に、『三国志』と『項羽と劉邦』を平行して読んでしまい、曹操と項羽が、こんがらがっていました。
映画やドラマでしっかり曹操をみてきて、やっと二人の区別が付くようになりました。
こんな経験から、同一時代の小説の平行読みはしないのですが・・
『大菩薩峠』と『丹下左膳』、『銭形平次』、『右門捕物帖』、『鬼平』、『平賀源内捕物帖』、『顎十郎』、『半七』、『早耳三次』、『釘抜藤吉』・・・
「捕物帖」は、一話完結の連続もので、いわゆる超長篇ではありませんが、顔触れが同じで長いので長篇のようなものでいいか・・・

きっかけは、短篇小説の研究用に、楽天koboの無料版で「捕物帖」をいっぱい漁ってダウンロードしました。
青空文庫ではナイトモードにできなかったので、楽天koboにしました。
コテン睡眠導入読書に、「夜明けの辻」(山本周五郎)を読んでその続きで(あまり関係ない・・舞台になった場所)『大菩薩峠』を読みはじめた・・・・・
実は『大菩薩峠』の出だしが「きらい」で何度も中折れしています・・・
実際、今回もすぐに中折れして、気をかえて別の小説に切り替えようとして、前述の「捕物帖」があつたので・・・・・
なにはともあれ捕物帖といえば、岡本綺堂の『半七捕物帖』でしょうと読みはじめ・・・
もうちょっと、気楽に読める「捕物帖」として、『銭形平次』にしてみたり、
これらの「捕物帖」は一話完結ですので、すぐに切り替えられます。

こんなわけで、同一時代の小説の平行読みをはじめ、なかなか面白くて、最近は
『丹下左膳』にはまっています。
またまた『大菩薩峠』はどこかへ行ってしまった・・・・【うん、ほんまやで】

『丹下左膳』は林不忘(はやし ふぼう)で、彼は牧逸馬(まき いつま)の名で、
『運命のSOS』、谷譲次名で、『踊る地平線』でおなじみです。
「捕物帖」も『早耳三次』、『釘抜藤吉』(林不忘)あります。

まとめ

同一時代の小説の平行読みは、意外と混乱しないことがわか理ました。
それに、
各作者の著述の違いが鮮明になり、これがおもしろい!【うん、ほんまやで】

ここら辺りに、柴田錬三郎や五味康祐を絡ませて、そこに司馬遼太郎を混ぜ込むと、司馬遼が浮いてくるかな・・・



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