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『アウトラインから書く・・』・K.M.ワイランドのScrivenerテンプレート・キャラクターアークやってみるか・・1
前回、「アウトライン」の中の「ゼネラル・スケッチ」の次にある
「ストラクチャ」をみてきました。
今回は、「ゼネラル・スケッチ」にもどって、
「キャラクターアーク」を勉強していきます。
・・人物設定のバラエティは無限にありますが、キャラクターアークは基本的に三種類に絞れます。その中でいくつかバリエーションがあるだけです。
(『キャラクターからつくる物語創作再入門』より)
キャラクターアークの三つの基本形
1 ポジティブな変化のアーク(以後、ポジティブなアーク)
2 フラットなアーク
3 ネガティブな変化のアーク(以後、ネガティプなアーク)
というのも、赤川次郎の『ボクのミステリ作法』で紹介されていた
『バートラム・ホテルにて』(アガサ・クリスティー/著)を読んだからです。
まっ、これは相当変わった小説で【うん、ほんまやで!】、
なるほど赤川次郎がわざわざ紹介しているだけのことはある・・・
ただし、「背景に大きな犯罪組織がある」作品としての紹介でした。
確かにこの小説には「背景に大きな犯罪組織」はあるんですが、詳しいことはわからない、あるにはたしかにあるんですが・・・それだけ。
また、主人公は、ミス・マープルなんですが・・・影が薄いというか・・・出番が少ない。少ないどころか、あそことあそこ、あの辺にちょっと、最後にいることはいるんですが・・と指折り数えられるくらいなんです。さらに主人公ミス・マープルのセリフは聞かれたら答える程度、言いかけてさえぎられると黙ってしまう・・・・・これが主人公?【シランケド!】
だけど、おもしろい! 摩訶不思議な作品でありました。【うん、ほんまやで!】
それを思い出して、この小説のキャラクターアークは、「フラットなアーク」だ!と思ったんです。
アガサ・クリスティーの作品って、『ポワロ』も「フラットなアーク」?
ミステリー系は特にシリーズものは、「フラットなアーク」なのかもしれない。
そうおもって、せっかく手元にあるK.M.ワイランドのScrivenerテンプレートで「フラットなアーク」を勉強してみようと・・・・・ところが、
『キャラクターからつくる物語創作再入門』のどこかに書いてあった気がしますが、
もっとも複雑な「ポジティブなアーク」を押さえれば、「フラットなアーク」や「ネガティプなアーク」も理解しやすい、まずは「ポジティブなアート」からとありました。
「ポジティブなアーク」って、「ヒーローズ・ジャーニー」とダブついて、「千の顔をもつ英雄」、「神話の力」を思い出して【ああ、シンド】ってわけで、
一気に「フラットなアーク」に取り組もうと・・・・・甘かった!・・見透かされている!
腰を据えて「ポジティブなアーク」をやれつてか!!
Scrivenerテンプレートでも、やはり「ポジティブなアーク」はボリュームがあり、ヤリガイガアリマス。【うん、ほんまやで!】
とはいえ、イマイチ踏む込めない!
理由はひとつ!
ぼんやり浮かんでいるストーリーたちは、「ヒーローズジャイニー」じゃないつてこと。
どうにも「フラットなアーク」なのだ。【シランケド!】
・・・・・・・・・・・
こんなことをおもいながら、コテンと眠りに落ちる・・・と夢の中で・・・
「笹もちを誰かが食べている」夢・・・その人は笹を食べている・・・
誰がみた夢だったのか? ・・・何んて小説の一節だったのか・・・・・
思い出しながら、眠りに落ちる・・・・・
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