「子ども部屋おばさん」「子ども部屋おじさん」という言葉について思うこと
こんばんは、筑前煮です。
前回の予告通り『獣の奏者』について書こうと思っていたのですが、どうにも文章がまとまらなかったので、先日長年の友人と会った時に出て来た言葉について、自分なりに考えたことを書いていきたいと思います。
友人と会ってご飯を食べていた時に、会話の中にこの言葉が出て来て、友人は「子ども部屋おばさんという表現はあまり好きではない」というようなことを言っており私も漠然と同じような考えを持っていたので「だよね!」と頭の中ですごく賛同しました。
その時からこのことがずっと頭の片隅にあって、今回このような形で言語化したいなと思って筆をとりました。
「子ども部屋おばさん」とか「子ども部屋おじさん」という言葉を、みなさんも聞いたことがあるかと思います。
成人して30代、40代になっても親と同居してずっと子ども部屋みたいな部屋にいる独身女性や独身男性を指すネットスラングで、蔑称としての意味合いが強い言葉ですね。
私はこの言葉に対してかなり否定的というか、平たくいうとあんまり好きではないです。
一応具体的に以下のような理由があります。
⑴成人していても親と同居すること自体は悪いことではないから
⑵ネットスラングによくあるねっとりとした底意地の悪さを感じるから
⑶一人暮らしをしているというだけであたかも自分が自立できたと勘違いしているような人間が嫌いだから
まず⑴。
思うんだけど、別に成人しても親と同居することは悪いことじゃないよね??
収入とか家庭とかあるなしを抜きに、なんか成人していて親と住んでるってだけでなんでうっすらと罪悪感を感じないといけないんだ??
場所にもよると思うが、東京だとワンルームの部屋を借りるだけで6,7万くらいはかかってしまう。
そのお金を貯蓄や趣味に回すという選択をしても全然良いと私は思う。
元々住む場所があるんだから。
新卒の手取りなんて大体20万円足らずなのに、その3分の1相当も取られるのは純粋につらくないか?
大学卒業、社会人になると同時に一人暮らしして独立!みたいな風潮ってどこから作り出されたんだろう。不動産屋かな。
つぎに⑵。
大体のネットスラングがそうだけど、対象を弄って笑いに変えながら意地悪く揶揄する感じがこの言葉にも含まれていて、そこがいやだな〜と思う。
なんか「和室界隈」もそうだけど、みんな自分の家嫌いなの??
自分より「下」を見て安心しながら気持ち良く笑っていたい気持ちはまあ、理解できなくもないけど、インターネットとかSNSの気持ち悪いところだよな〜と思う。
最後に⑶。
そもそも、親から自立しているかどうかは、どちらかというと内面的な話だと思っているから、離れて住んで自分でお金も払っているからはい自立できた!みたいなのはちょっと違うと思う。
ここからは普通に悪口なんだけど、一人暮らしはしてるものの自炊も出来なくて毎晩のように同僚♡とか上司♡と飲み歩いて貯金もしないような人間って人生どうするつもりなんだろう?
そのうち20代後半で何となく恋人と同棲して、一緒にいる時間長いからって何となく結婚して、30代とかなってあわてて貯金とかし出すんだろうな。
普通に悪口ですね。
ちなみに、筑前煮自身は、今は親と住んでいますが一人暮らししたくてたまらないです。
なんなんだこの文章は。
次回こそは好きな本について書く予定です。
読んでくれて本当にありがとう!
また会いましょう!