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初めてカードで買った思い出の品

クレジットカードでのお買い物。初めてカードを使った日のことを覚えていますか?

ワクワク?ドキドキ?

なんだか大人の仲間入りをしたような気持ちだったり、お金を出すことなく買えることにちょっととまどいがあったりと、さまざまな感情が出てきたのではないでしょうか?

さて今回は、私が初めてクレジットカードを使って買い物をしたお話。
ワクワク、ドキドキとは一切無縁のできごとです。

大学生、カードを持つ

私が入学した大学では、生協の会員カードがクレジットカードでした。

生協では授業で使う教科書から文具、お菓子、パンなど何でも売っています。会員証を提示すれば、ちょっと安く買える(…だったはず)ので、学生のほとんどが会員証兼用クレジットカードを持っていたと思います。年会費も無料だし。

私も入学を機に、クレジットカードを作りました。

カードでお買い物って怖くない?

現金を出さずに買い物をするのって、怖い。

クレジットカードを初めて持ったとき、そう思っていました。大学3年生になるまで、会員証として提示はするけど、利用は一切しませんでした。

カードを使うときが来た

専門書って何で、あんなに高いんですかね?

大学では心理学を専攻していた私。教科書購入リストを見て、心理学の専門書の値段に驚きました。

6,000円(税抜)(2000年代当時)。
重い、でかい。
縦28センチ、横22センチ、厚み3.3センチ…。

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生協の教科書コーナーで、専門書をパラパラめくってみると全文、英語。日本語ゼロです。


読めるかー!!

教科書は事前に購入リストをチェックしていたので、買えるだけの現金は持っていました。
うん、教科書は買える。

でも、読めない。
中身がわからないと、授業についていけない。

ちらっと横を見ると、専門書の日本語訳が売られています。
予定外の出費になるけど、これは買うしかない。
だって、全文英語の専門書なんて読めない、ムリ。

手に取ると、原書を超えるズッシリとした重み。

厚さは 5センチを超えます。

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さて、原書6,000円の日本語訳版、気になるお値段は?!

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なんということでしょう~。
英語から日本語へ訳す手間賃が組み込まれ、3倍の値段となりました。

さすがに、手持ちが足りず、クレジットカードを使って、初めてのお買い物をしました。

ズルじゃないよ

日本語訳版を買ったのは、別にズルはしていません。日本語訳版を持っている先輩に、授業で使うところだけ、コピーさせてもらっていた人も割といました。

私みたいに18,000円出して、日本語版を買っていた人も。
将来、大学院に進学して臨床心理士を目指す場合など、その道に進みたいなら持っておきたい専門書だと思います。(たぶん)

今となっては思い出の品

大学で使った教科書なんて、卒業と同時にほとんど捨ててしまいましたが、これだけは捨てられませんでした。

初めてクレジットカードで買った思い出の品なので、捨てるのはなんだか惜しくて。

原書も捨てるのが惜しくて、日本語版と一緒に、嫁入り道具に突っ込んで持ってきました。使う機会はあるんでしょうかね…?

初めてクレジットカードを使うなら、もっと胸がときめく買い物がしたかったです。