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うちの猫に、ホームメイドの生肉ごはんをあげています。

うちの猫、トリキシーは12才のメス猫です。数か月前まで、市販のウェットフードを主食に与え、たまにドライフードも与えるというルーティンでしたが、今は、主に、手作りの生肉ローフードを与えています。

私がローフードにはっきりと興味を持ち始めたのは半年ほど前です。切っ掛けは、度重なる環境の変化によるストレスが原因で、トリキシーは、みるみる便秘になってしまいました。

と、いうのも、2021年の秋頃、私たち夫婦は、トリキシーを連れて、ハワイからテキサス州に引っ越しました。そこで数か月過ごした後、今度は皆でメキシコに移動しました。そこで半年以上の滞在をして、ようやく、3か月程前に、安住するべく現在のフロリダの地に移住してきました。そして今のアパートに落ち着き、胸を撫でおろしたのは、2か月程前です。

ハワイを出発してからこの家にたどり着くまでの1年余り、私たちは、ホテル、モーテル、Airbnb、短期契約のアパート等、10か所以上を点々として、長距離のフライトや車移動も幾度も経験したのです。

こんな風に目まぐるしい日々を送る中、それまで毎日きちんとあったトリキシーの排便数は二日に一回、三日に一回、、、と減っていきました。テキサスに居た頃は、ペットショップに行き、繊維が豊富なウェットフードやヘアボールケア用の食品などを買って対応していましたが、メキシコでは、欲しい商品が手に入らなかったため、グーグル検索やユーチューブで得た情報を頼りに、初めて、市販の猫食品以外のものを与える事になりました。

生まれ育った時に飼っていた実家の猫たちも、この子も、猫用にデザインされた市販のエサしか与えた事が無かったので、かなり勇気が要りましたが、思い切って、自分たちが使っているオリーブオイルをほんの少し、市販の餌に混ぜてあげてみました。分量の調整が難しい上、トリキシーがオリーブオイルを嫌がったので、すぐに辞めましたが、確かに便秘に効果がありました。トリキシーを獣医に担ぎ込まなければならないような怖い事は起きませんでした。

このことが切っ掛けで、猫の食事の在り方に関して、興味を持ち始めました。そして、色々調べているうちに、私達が普段食しているカボチャや人参、オオバコや亜麻仁など、多岐に渡る食物を、適量なら与えても安全だという事を知りました。

そして、「スピ―シー アプロプリエイト ダイエット」(species appropriate diet) という考え方を知りました。これは、肉食動物である猫にとっては、生肉の食事をする事が理にかなっている、という、ホリスティックな観点からの考え方です。なるほどそうかと、この考え方がすっと腑に落ち、今までの私の常識がガラッと変わりました。

という経緯で、今は、生肉を与えています。市販のものを買う事もありますが、ローフードを支持する獣医や猫オーナーの方々が、ユーチューブやブログなどで栄養バランスに配慮した生肉レシピを公開してくれているので、それらを参考に手作りしています。この子の便秘対策に、繊維やプロバイオティクスの食材も足したりしています。

ホームメイドのごはんを作る事は、手間がかかりますが、美味しそうに食べてくれるわが子の姿を見ると、とても幸せな気持ちになります。また、食材によっては、市販の缶フードより安価に作れたりもします。何より、自分で選んだ食材で作るので、原材料の透明性が増して安心です。

Thank you for reading. Have a nice day! Chi-😄

          



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