できないことが増えると優しい人が増えるリアル
加齢と共にできないことは増える。
でも、それは悪いことではなさそう。
・・・・な出来事
『できないことが増えると優しい人が増える』
知り合いのお婆ちゃんはらっきょうが大好き。長らくご自分で漬けていらしたのだけど、流石にしんどくなってしまったので、瓶詰めらきょうを買うことにした。
でも、やっぱり買えない。
なぜなら自分で蓋を開けられないから。
ある日、食べたい気持ちが勝って思い切ってスーパーの店員さんに頼んでみた。
そしたら、その店員さんはレジを通した後、快く開けてくれたそうだ。ビニールに入れてこぼれない様にしてくれた。このご時世、衛生的にみればこの行為はNGかもしれないけど。
できないことで人を頼り、頼られた人は優しくなれる。
”できない”って言えないのはなぜだろう。いつからか言いづらくなってしまったし、言おうとも思わなくなっている。
”できない”ことは悪、格好悪い、恥ずかしい、未熟…そんな刷り込みがあるのかもしれないな。ちょっと寂しいし、もしかすると、心のどこかで、できないことを否定したい感情があるのかも。
だけど、”できない”人へ手を差し伸べる人が増えたら、同時に優しい人が増えていくのだから、”できない”と言えることは幸福への近道かなと思ったら、少しふわっとあたたかな空気が気持ちを満たしてくれた。
♢追記♢
このエピソードを高齢者のお集まりでご披露下さったところ、『できないことは悪くないんだね』と、とても喜んで下さったとのこと。
こんな拙いブログ内容だけど、どうであれどなたかの心に届いたのなら、本当に嬉しく思います。そしてなにより、私の幸せ感がフルフルに満たされて、泣きました。ありがとうございます。
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