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映画感想『映画ドラえもん のび太の新恐竜 』

太古の生物は、化石から生きていた姿を妄想する。
想象する?
当時の生き物が現存しているのはひとにぎりだろう。
しかし、当時の化石から復活させるならば、会えるということになり、今の科学の力を使えば妄想を現実にできることだろう。
そんな妄想を抱いている私は、まどろっこしいことをせず、タイムマシンで直接映画館に足を運ぶことにした。

タイトル:映画ドラえもん のび太の新恐竜
  https://doraeiga.com/2020/index_pc.html


今回は、声優の大山のぶ代さんから変わって10年以上が経過した声優で映画を見ることになった。
今回の声優を映画館で見るのは初だと思う。
声が慣れないためか、全く見ようとしなかった。
しかし、映画の締めくくりには丁度いいと考えた。
 
というのも、政府からの特別給付金10万のうち、8万円を読みもしない本につぎ込み、残り2万円は使いこなせるかわからない電子機器につぎ込んだ。
そのため、今後は本を読む時間を確保するため、映画鑑賞を諦めることにした。
毎回諦めると言いつつ鑑賞しているため、今後もどうなるかわからないが、今回は8万円の本が目の前に積み上がっているため、確実に実行するだろう。
あわよくば、今後のSNS投稿はその本の感想を呟くことになろうかと・・・読むのが遅いので無理だろうけど。
 
ということで、以下感想。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
過去に、今回の声優でリメイクされた映画を見たことがある。
友達から面白いと言われて、わざわざDVDを借りてみたのだが・・・糞だった。
その時の映画は『鉄人兵団』だった。
二番煎じは失敗する習わしがよく分かる内容だった。
劣化しているんだよね。
 
今回もそうだろうと思った。
そして、期待は裏切らなかった。
 
全くもってゴミ作品だった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
以下ネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2006年にもリメイク版が出ているため、だからこその"新"が付くのだろう。
 
リメイク作なので、新しい道具が出てくるのはいいと思う。
真作を見たのは数十年前なので詳しくは忘れたが、環境に適応するための道具は"テキオー灯"を使っていたはず。
それが今回では冒険用の服を着ることでその効果をなしているとのこと。
こんな見栄えはいいよね。
 
服を着るということは、フィギアにしやすいということでもあるけど。。。
 
 
で、以下本当にネタバレ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今回の恐竜が未発見だというのだが、そんなわけないだろう。
 
結論は、ドラえもんたちが間違って何億年も前に移動してしまい、そこでドラえもんの秘密道具を落としてしまった。
さらに時を超え、数千年先の時代に戻った。
その間に、ドラえもんの道具の影響で、未発見の恐竜の住処になっていたと言うオチが付く。
その時点で、過去を改変しているのだからありえべからざる出来事であり、タイムパトロールが強制的に逮捕すべき案件でもあるはずだ。
それなのに、見逃しただけでなく、今後の時代に改革を起こすかも知れないとかのたまう。
確かに、未発見の恐竜は、それまで飛べなかった。
そして、他の兄弟や親族のように、風に乗って滑空することもできなかった。
それは、身体障害の未成熟により、尻尾や羽を使える状態ではなかった。
何を持ってしても羽ばたくことは不可能であり、滑空すらできない。
それなのに、最期は羽根を羽ばたかせて空を飛ぶようになった。
 
ギャグだよね。
 
四肢に欠損があるのに、そんな不可能がまかり通るわけがない。
ふざけているにもほどがある。
それなのに、滑空することから飛行能力を身につけたと感動している有様で、反吐が出る。
無理だって。
 
車椅子生活から抜け出す努力をすれば自分の足で歩けるようになると言っているようなもので、それまでの人生を否定しうる発言をしていることになる。
ドラえもんの映画で、それはないよね。
 
もっとも『メアリと魔女の花』では、完全なる人種差別をしているため、原作者がいなくなれば、劣化することを証明したようなものかな。
寂しくなるね。
 
その時代にドラえもんの秘密道具が存在したまま現代にまで引き継ぐわけだろう。
おかしいって。
 
他に難癖をつけるならば、、
その秘密道具に恐竜たちが守られているのもおかしな話で、どうやって現代にまで影響を与えずに生き続けたのかも不思議な出来事だ。
守ることができるからこその秘密道具をそのままその時代に放置しているのに、その場所から抜け出して平然としているのも理解できない。
一瞬の出来事だから耐えられるのかも知れないが・・・。
 
大山のぶ代さん時代のオマージュはよかった。
あぁ時代は受け継がれていくんだと思ったよ。
しかし、時間軸と言うか、時代錯誤とまではいかないが、どんなパラレルワールドっぽい出来事が混じってくるのかと混乱もするけど、、、そこはご愛嬌か。
 
目でピーナッツを噛む話も当時のままだから面白い。
そもそもピーナッツを目で噛む発想に驚く。
こんな発想力を得たい。
 
 
面白くはあったが、糞だった。
子供向けの漫画だからこそ、辻褄合わせをしっかりして欲しいと思ったよ。
本当に酷いorz
以上。
 
 
P.S.
今後は、映画鑑賞よりも読書を優先する。
毎回宣言しているが、今回は8万円を書籍につぎ込んだため、本気だ。

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