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Zivko Janevski - Selected Helpmates 18

今回でようやく146番まで来ましたが、本書にH#2は417作もあるので、まだ3分の1くらいまでしか来ていません。書く方もそうですが、読む方もそろそろ飽きてくる頃でしょうから、次回からはPart 2:Helpmate in three moveに移ろうかなと思います。


137番

Suomen Tehtavaniekat 1992 Version (FIDE ALBUM 1992-94)

H#2 2solutions

1.Sxd4 Qa7 2.Se2 Rd3#
1.Sxe4 Re8 2.Sf2 Qh6#

いかにも黒Sで白Sを取る形。そのあとQa7・Re8とするのが、黒の駒の陰に入ってhalf-pinを作る、見え辛い手である。ODT。



139番

1st Prize Springaren ST 1992 Version (FIDE ALBUM 1992-94)

H#2 2solutions

1.Sc5 Rhc4 2.Ke3 Ra3#
1.Sg4 Bb6 2.Kf4 Qf7#

右側にいるラインピースを大きく左に飛ばすanti-Bristol moveがあまり見ない手。斜めと横のラインで2枚のSがpinされたDouble pin-mateになる。最小限の白配置に好感が持てる。


146番

2nd Prize Diagrammes 1993 Version (FIDE ALBUM 1992-94)

H#2 2solutions

1.Bxf6 Se5+ 2.Bxd8 Rxd3#
1.Rxd7 Sd5+ 2.Rxg7 Re4#

フロントピース→リアピースの順で、両方取ってしまうという手順構成。初形に作者のセンスの良さを感じる。

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