「Fairy World」を読む(7)
来年度は勉強が忙しくなるらしいので、まだ時間のある今年のうちに出来るだけ記事をupしておきたいと思っています。今回は3作。
52番
Schachmaty 4th Honorable Mention 1967
H#2 2solutions
1.cxb1=R+ Bc1 2.Qh8 Ra7#
1.cxb1=B Rc2 2.Qa8 Bg7#
ダイナミックな動きが楽しめる好作。これは説明不要だろう。
54番
Gazeta Czestochowska 1st Prize 1967
H#5.5 2solutions
1...Kh6 2.Rg2 Sg5 3.Kg1 Kg6 4.Kh2 Kh5 5.Qd1+ Kh4 6.Qh1 Sf3#
1...Sf4 2.Rg3 Sg6 3.Kg2 Kg7 4.Kh3 Kh6 5.Qd2+ Kh5 6.Qh2 Sf4#
あまり見たことないタイプの長編で私には解説のしようがないが、タネも仕掛けも無いところから2解ともtempo moveが飛び出してecho matesになるのは凄い。この組み合わせはKricheliが得意とするパターン。
55番
Ⅲaxmatbi 1967
H#2 2solutions
1.Sxf4 Sg4 2.Sfxd5 Sh6#
1.Sxd5 Kc6 2.Sdxf4 Kc5#
2作ともあまり書くことがなかったのでおまけとして。バッテリーを作って開放するだけの小品だが、こういう軽いのも作品集に入ってるよというのを伝える意味で載っけておきます。
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