私をオタクにした作品4選(3)

私はどちらかと言うと詰将棋を作る立場の人間なので、自分が作りたいような詰将棋を体現した作品というものに惹かれます。そうなると、やはり私をオタクにしたのは短編ということになります。中長編は自分が作れる分野ではないので。

今はどうなっているのか分かりませんが、前にTwitterで”3手詰・5手詰Revolution”という企画がありました。これは過去に存在しない(または認識されていない)テーマを発掘して詰将棋の可能性を探るというコンセプトで、その作品群に私は深く感銘を受けました。(それが現在のチェスプロブレムへの興味などに繋がっています)

その企画で挙げられた作品から1つ。

志賀友哉  詰パラ  2016年8月

画像1

34銀成、同飛/同角、33銀成/33銀生、同玉、22龍まで5手。

2手目の応手に合わせた成生。過去に詰将棋で見ないテーマですが、複数解表現にはしていないので、伝統ルールしか見ない人にも受け入れられると思います。


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