見出し画像

Uri Avner作品集を読んでみる 2-1

ここからセルフメイトに突入します。ドが付くほどの素人なのでミスがあったら教えてください。


7番

Problem 1957 1st Prize

S#2

1...Sf4 2.Qe6+ Sxe6#
1...Rf4 2.Qd4+ Rxd4#
1...Sxe3 2.c4+ Sxc4#
1...Rxe3 2.Bf7+ Re6#

1.Qf4! (2.Rf5+ Qxf5#)
1...Sxf4 2.Bf7+ Se6#
1...Rxf4 2.c4+ Rxc4#
1...Se3 2.Qc4+ Sxc4#
1...Re3 2.Qe5+ Rxe5#

用いられているテーマはRukhlis

Rukhlis theme:At least two set play (or try play) mates are transferred (Mate Transference) to different defences after the key, while the original defences are answered by changed mates. 

読んでもよく分からないので、テーマを考えずに構造を見ていくことにしよう。

問題となる地点はf4とe3の2つだ。set play・本手順共に、ここでQ取りとQのunpinが発生する。
さらに黒の手に注目すると、Rf4とSe3はいずれもc4に利き、この2枚の場所を入れ替えてやると今度は2枚ともe6に利く。この優秀なシステムを用いて、Qが取られる4手順を成立させていることが分かる。Qがunpinされる残りの4手順では、Qの移動先を全てバラけさせている(c4, d4, e5, e6)。ここもお見事。

最初期のものとは思えない完成品。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?