2019年プロパラHコース(88号)
だいぶ経ってしまいましたが、あけましておめでとうございます!!2021年になりましたね。最近時間の流れが少しずつ速くなっているような………
2020年は様々なニュースがありましたが、個人的にはプロパラのHコースの担当補佐として、今年から担当を引き継ぐための準備に時間を割いた1年でした。
折角なので、私が解説を書き始めた88号出題分の中から、面白い作を紹介してみようと思います。この号が私が解説に携わった最初の号です。H#2〜2.5の解説を担当しました。作品番号でいうとH1124〜1129。
ちなみにこの号の結果稿(86号出題分)に目を向けると、自作が初採用されています。もう1年半も経ったとは……やはり時の流れは早い。
ともかく、88号出題分で印象に残ったのはこの作品。
H1128 Christer Jonsson作
H#2.5 2sols
1...Rb2 2.Kxb2 Be4 3.Ka1 Bd4#
1...Bd4+ 2.Kxd4 Rd2+ 3.Ke5 Rd5#
Zilahiですが、見るべき点は初手にRg1やBb8とする紛れにあります。この2つの紛れは共に、bKの目的地であるa1、e5に利きを作ってしまうために逃れ。また、盤端やPg3(これはf4に利かせる意味も持つ)をうまく利用して、wRとwBを捨てざるをえないようになっています。少ない駒数で、十分に内容のある作品だと思います。
次回は89号を書きます。3作ほど紹介する予定です。
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