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Alois Johandlの長編Orthodox(3)

まずは前回の宿題から。

J54

2.Preis, Main-Post 1974

#6

1.Ba4! (2.Bb3#) c1=S
2.Bb5 Rf4
3.Bc6 Rd4
4.Bd7 Sf4
5.Be8 ~ 
6.Bf7#

Bがエスカレーター式に運動する。手順前後が利かないロジックは至ってシンプルで、この作者のセンスの良さがお分かりいただけるはずだ。


J57

1.Preis, Problemski deo 1989

#6

1.Rf3 (2.Rxd3#) c1=S
2.Rf5 gxf5
3.c4 Sb3
4.c5+ Sxc5
5.Rc6+ Rxc6
6.Sb5#

c8Rを動かしてSc8#としたい(Rb8と受けてもRc6#)ので、c4と突いてbxc4 Rxc4と進める筋が有力。しかしこれには黒の2種類の抵抗がある。まず1つはc1=Qとする手、そしてもう1つはg4と突いてRのラインを通す手だ。
その対策として白は、初手でS成を強要、さらにRf5!の捨駒で黒Rラインを遮断する。最後はもう1枚のRも捨て去っての収束。お見事。

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