Try,everybody! Help12

5月の末から始まった【Try,everybody! 】シリーズですが、Helpの解説はこれで最後になります。コメントが来なかったのはちょっと残念ですが、プロブレム人口を考えれば当然でしょうか。未来の入門者が読んでくれると嬉しいですね。


【Try,everybody! 20】

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a)1.dxc4 Rg1 2.Qf3+ Rg4 3.Qa3 Rxc4#
b)1.Bxa4 Bg7 2.Qh8+ Bh6 3.Qc3 Bf8#

高坂:黒Qが2手でa3/c3をself-blockする為に動くと白Kにチェックをかけてしまいます。それを受ける為、白R/Bは大移動を余儀なくされる訳です。ラインピースの足の長さを存分に活かした好作と言えるでしょう。


Checkを回避するための遠移動。駒数も少なく易しいので、プロブレム入門者に見せてあげたくなる作品です。



【Try,everybody! 44-2】

画像2

set: 1...Bg4#
1.Qg3+ Kh1 2.Qb8 Kg1 3.Qb1+ Kg2 4.Qe1 Bg4#

高坂:Qの豪快な軌跡が楽しめる一局。

Set playは1手詰。H#4でも同じメイトの形を目指します。黒に手待ちできる駒がなく、白も現状はBg4しか指せる手がないところに注意。Kg1のTempo moveを実現するためのQの大移動が面白い作品でした。



次はOrthodoxに行くのですが、こちらは事前の準備が無いため少し時間がかかりそうです。作品を探すところからやっていきます。

このシリーズ以外も、気が向いた時にチェスプロブレムや詰将棋の記事を書きますので、見ていただければと思います。それではまた。

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