Try,everybody! Help11

Help10から3ヶ月も間隔が開いてしまいました。勉強、自動車教習、プロパラ原稿など、いろいろやっていて時間が無かったので許してください。

そういえば、最近プロパラの解答者が増加していますね。私のこのブログにも、高坂さんが選んだ易しいhelpが何作も載せてあります。昔の記事でもいいので、解いてコメント等いただけると励みになります。


【Try,everybody! 50】

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a)1.Qg1 Sg3 2.Rf1 Se4 3.Ra1 Sc3#
b)1.Qh8 Sf2 2.Bg7 Sd3 3.Ba1 Sc1#

高坂:無駄な装飾をつけずに、すっきりODTを表現しているところが、作者のセンスの良さ。ちなみに、こういうラインピースの動きをLine Voidanceという。

a1を弱い駒に置き換える。Sの移動先はPe2だけで限定してある。


【Try,everybody! 26】

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a)1.Qb2 Ba8 2.Qb7 Rg2+ 3.Kf3 Bxb7#
b)1.Qb7 Rh8 2.Qh7 Bf3+ 3.Kh3 Rxh7#

高坂:このように、2解が縦(又は横)と斜めの対照性を持つ構成のことをODT(Orthogonal-Diagonal Transformation)と呼びます。
また、本作のように白のline pieceが移動して間に黒駒を挟みこみ、後で取って詰めるという手順はMaslar themeと呼ばれています。特に前者は、2解の間の対照性を表現する手段として頻繁に使われていますので、覚えておきましょう。

Kc4のみでR/Bが最遠まで飛ぶとは、構図の取り方がgood。

今回はODT2作でした。何をもってODTなのか、厳密に定められているかどうかはよくわかりません。詰将棋でODTをやった作品といえば、前にこのブログで紹介した小林敏樹作(5手2解)や、プロパラ91号に結果稿が出ている自作(7手ツイン)などがあります。創作の際は参考にしてみてください。


次回でHelpは終わりです。最後はH#4もありますが、とても易しいのでご挑戦を。なお、H#4のset playは1手詰です。

【Try,everybody! 20】

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【Try,everybody! 44-2】

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